東京新聞に、
米軍ヘリ、ベイブリッジに低空接近 市民団体が撮影 真横飛行「危険だ」
という記事が8月23日に掲載されたようですが、ネット上ではどうも内容が正しくないと指摘されています。
市民団体が、横浜ベイブリッジに接近して飛行する米軍ヘリを撮影し、その画像とともに危険性を指摘した記事を掲載。
しかし、撮影された画像が変!
どう見ても望遠レンズで撮影された画像。
写真に興味のある人なら知っている望遠レンズの圧縮効果により、米軍ヘリとその向こうのベイブリッジが接近しているように見えているだけのもの。
ネット上では、その状況を計算して米軍ヘリとベイブリッジが930mほど離れていると指摘している人も。
写真の画質や画角からして、望遠レンズによる撮影だということは素人でも何となくわかる。
さらに、望遠レンズの圧縮効果という現象を知っていれば、このヘリとベイブリッジが接近しているように見えているだけだとわかるはずだ。
しかし、東京新聞はその写真と危険性を指摘する記事を掲載した。
どういうことなのだろう?
記者が望遠レンズの圧縮効果を知らなかっただけなのか、それとも、それを知りつつ意図的に記事を掲載したのか。
前者なら、勉強不足、知識不足の低レベルな記者、後者なら、何らかの目的で嘘の情報を国民に流したという悪質な記者となる。
新聞記事には写真は大切なものだろうし、その写真を撮るためのカメラについてある程度の知識を持っておくのは記者として当然のことと思うが、それを怠っていたということか。
はたまた、そんなことは知りつつも、国民の多くはそんなことには気付かず、記事を鵜呑みにするだろうと思い、米軍批判のために嘘の情報を意図的に流したということか。
まぁ、どちらにしても、東京新聞の記事に対する信頼性はさらに損なわれることになります。
そもそも、この記事、新聞社の記者が取材してきたものではなく、市民団体の写真と市民団体の主張をそのまま垂れ流しただけの記事でしょう。
新聞社の記者自身が足を使って取材せず、裏どりすら疎かにして記事を掲載。
私がブログでも何度も言っていますが、小学生でもできる作業でしょ!
教諭が児童に「脳みそ使え」と言ったニュースもありましたが、同じことをマスコミに言いたいものです。
これでは単なる伝言板、情報掲示板でしかない。
今回の写真は加工ではなく、単なる望遠レンズの圧縮効果ですが、このような写真や記事に騙されたり、扇動されたりせぬよう、新聞社やテレビのニュースといえども、その記事内容や写真を鵜呑みにせず、様々な情報源を探って、しっかりと確認したうえで飲み込むようにしましょう。
これまでは、ネット上のニュース記事や情報が正しいかどうかを、新聞社やテレビのニュース記事で確認したりしていましたが、もはや、それが逆転している状態です。
新聞社やテレビのニュース記事が正しいかどうかをネット検索で確認する事態となっています。
おそらく、こんな人増えているのでは?