加計学園の獣医学部問題。

 

文部科学省内に「総理の意向」などと書かれた文書が存在するらしいが、その存在によって何がどうなるのか?

 

文部科学省としてはこれ以上の調査はしないようだが、存在するかどうかくらい調査すればよかろうにと思う。

 

そして、野党はその文書の存在によって何をどうしようというのか?

 

政策に「総理の意向」があってはならないのか?

 

だとしたら総理大臣という役職は天皇のような象徴でしかないの?

 

総理大臣と関係のある学校法人だから「総理の意向」があってはダメなのだろうか?

 

まぁ、何か裏があるのでは?と勘ぐってしまうようなことはやめてもらいたいものだが、

 

となると、顔の広い人物が総理大臣になったらどうなるのだろう?

 

そこかしこに関係があり、「総理の意向」は一切使えなくなる。

 

何も主張できない総理大臣というわけだ。

 

それもどうなの?

 

顔の狭い、多くの人に慕われていない、友達のいない人物が総理大臣になるしかないのか・・・

 

 

 

この文書に「総理の意向」があることによって、法的には問題なくとも、総理大臣を辞任しなければならないとしたら。

 

「総理の意向」が実際に無かったとしても、官僚が何かしらの文書に「総理の意向」と記載すれば、総理大臣の足を引っ張ったり、辞任させたりできてしまうということになる。

 

国民から選ばれた議員を国民から選ばれたわけでもない官僚が足を引っ張ったり役職を辞任させたりできてしまう。

 

このことの方がよほど問題だと思うが、野党はそれでよいということなのか。

 

 

 

とにかく、文部科学省は野党が望んでいる調査に応じてはどうか。

 

それで「総理の意向」と記載された文書が存在したとして、その「総理の意向」が本当に総理の意向であるという証明にはならない。

 

本当に総理の意向だとしても、どこに問題があるのか?

 

友人が関わっている学校法人だから問題?

 

いや、総理の意向によって左右される組織自体に問題があるのでは?

 

正しい理念に基く正しい行政手続きを官僚が徹底していれば、総理の意向はただ単に参考意見のひとつでしかなくなるはずだ。

 

それができない官僚組織に問題があり、そこを改める必要があるのでは?

 

この部分を野党が問題視しないことから、野党はただ単に政権与党に打撃を与えたいだけなのでは?と感じる。

 

 

 

そもそも、半世紀もの間獣医学部が新設されていないことに問題は無いのか?

 

半世紀の間、各大学の獣医学部間において切磋琢磨し、内容を充実させたりできていたのだろうか?

 

それこそ既得権益となるだろう。

 

また、農林水産省が獣医は足りていると主張しているが、日本の畜産業をこのまま衰退させていくつもりなのだろうか?

 

生乳が足りず、国内でバターもヨーグルトも不足している。

 

この状態でよいということなのだろうか?

 

日本の畜産業を強化し、国内の自給率を高め、国力を安定させるという意識は無いのか?

 

そのつもりがあれば、「今後、獣医は不足する。」と予測するだろう。

 

そのつもりは無いようだ。

 

 

 

で、今や大学経営も楽ではないだろうに、多額の費用をかけて獣医学部を新設したところで、加計学園は儲かるの?

 

何の得があるの?

 

いまいち、どこに問題があるのかはっきりしない。

 

学生が減少している今、多額の費用をかけて獣医学部を新設しても加計学園がぼろ儲けでき、

 

そのために関係のある安倍首相が「総理の意向」とやらで官僚を操作し、

 

その見返りに加計学園から安倍首相が何かをもらった。

 

となれば大問題でしょうけど、それが見えない状態で何をどうするつもりなのか野党は・・・

 

ただ単に安倍首相の足を引っ張ろう、貶めようとしているようにしか、今の所見えない。

 

 

 

安倍首相の意向により左右される仕組みをそのままにすると、安倍首相が辞任したとしても、再び同様のことはあり得るのでは?

 

それこそ、民主党政権時代にもあったのでは?

 

そして、今後、野党が政権を握ったときにも起こり得るのでは?

 

そこに問題は無いの?

 

本質を見極め、筋の通ったやり方で事を正してもらいたいものです。