豊洲市場、ここぞとばかりに通路が狭いだの、ターレの駐車スペースが無いだの、トラックの荷卸しが後ろからしかできないだの市場関係者から言われているが、
そこまで言われてしまうと、もはや盛り土問題を解決すればどうにかなるものではない。
そもそもの設計自体がダメで使えないと言っているわけで、汚染物質を除去、隔離しても使えない施設となる。
市場関係者からの意見を取り入れながら設計したのではなかったのだろうか?
様々な意見を取り入れつつ、その反対に様々な意見を我慢してもらいながら設計したがゆえに、どこかでほころびが生じれば、そられ我慢していたことが一気に噴出するのは予測できることだろう。
ちょっとでもボロを出せば、ここぞとばかりにダメ出しされるのは当然のことだ。
だからこそ、人に対して「しっかりしろ」と言う人は、自分自身も完璧なほどしっかりとしているものだ。
それなのに、東京都庁はしっかりと筋を通さずに事を進めるというボロを出してしまった。
つまり、都庁職員の自業自得ということだ。
なんなら、都庁職員と都議会議員の給与・報酬を削減して、豊洲市場の取り壊しと建て直しの費用を捻出して、ゼロからやり直してはどうだろう?
あれもダメ、これもダメ、それもダメと、次から次へとダメな部分が出てきて収拾がつかない。
市場関係者が築地とまったく同じように仕事がしたいのであれば、築地に居続けるか、一時的に豊洲に移転し、その間に築地市場を現状とまったく同じように建て直すしかなかろう。
まったく別の施設で働くということは、今まで通りにはいかないということ。
多少の変更に自らが合わせるようにしなければ、どこへ移転しても文句ばかりになってしまう。
今までと同じに仕事がしたいのであれば、築地に現築地市場とまったく同じ施設を建設することを考えるしかないだろう。