豊洲市場移転問題について、都議会の各会派が独自に視察したり調査したりしていますが、都議会で最多の議席を有する自民党は何をしているのでしょう?
豊洲への移転に関する様々な議決を行ってきた際に、最も責任を負うべき最大会派の自民党が、問題発生時には何もしないでいいわけはなかろう。
当然、見えないところで視察や調査を行っているのでしょうね?
それにしても、報道にはまったく都議会自民党の動きが報じられない。
問題についてのコメントを求められても、他の会派は何らかのコメントをしているのに、一番影響力があり、責任もある自民党会派はコメントを控えたりしている。
このような状態、筋が通っていると言えますでしょうか?
東京都で今問題が発生しているのに、その東京都議会で一番議席を多く有し、それゆえ、一番影響力があり、それに伴い責任も負うべき自民党会派が率先して動いていない。
なぜなのだろう?
この問題が穿り返されると困ることでもあるのでしょうか?
そうではないのならば、都議会で一番力のある自民党会派が率先して東京都の問題に取り組むべきでしょう!
都議会議員としての本質を忘れているのだろうか?
本質を忘れた挙句、筋の通らぬことをしている現状をいつまで続ける気なのだろう。
私が何度も言っているように、本質を忘れ、筋の通らぬ行いをしていれば、物事は必ず悪い方向へと進む。
都議会自民党が東京都の大問題に率先して取り組まねば、どんどん自分たちにとって悪い状況になるだろう。
報道を見聞きしている都民、国民の多くは、問題に取り組んでいるのは自民党以外の会派だと認識しているだろう。
都議会自民党への不信感は益々高まるばかりだ。
いい加減、本質を思い出し、それに対して筋の通った行いをすべきなのでは?と思う。
都の職員は国の官僚並みに優秀だなどと言われてきたが、豊洲市場だけを見ても、都の職員が優秀だとは思えない。
都の職員の説明内容が一貫しておらず、筋が通っていない時点で、無能としか言いようがない。
そう思っている人が増え続けていることだろう。
小池都知事の行動、考えに間違ったところ、筋の通らぬところは今のところ無い。
都民も国民も、小池都知事の判断が間違っているとは思っていない。
間違っていたのは誰なのか、それが少しずつ明確になりつつある。
無能な都の職員と、仲良くやってきた自民党会派という図式がはっきりとしつつある中、両者はどのようにして筋を正すつもりなのか、今後の動きが楽しみだ。
ここでどのように対応しても、来年の都議会議員選挙で苦しむのは確定なのかもしれない。