ツイッターであまりに酷いツイートがあったので、一言言わせてもらおう。
そのツイートとは、慶応大学経済学部教授の金子勝氏のもの。
津久井やまゆり園での事件についてというより、事件に絡めてのツイート。
以下がその文面。
障害者施設「津久井やまゆり園」で26歳元職員が刃物を持って侵入し、15人が死亡、20人がけが。出頭した男は「障害者なんていなくなればいい」と言っているという。本当にヘイトな世の中になってきた。小池になったら言論が一気に極右に流れる。
この事件を単にヘイトだの極右だのと言うのもどうかと思うが、この事件とは無関係の都知事選挙の小池候補者が都知事になったら言論が一気に極右に流れるという思考の意味がわからない。
まず、事件と小池候補者は無関係。
障害者がいなくなればいいという発言が極右的思想からのものか、これまでの人生における何の影響によるものかも不明な段階。
小池候補者が都知事になると言論が一気に極右に流れる?と考えるその思考もあまりに偏った思考で危険性があると思われかねない思考回路だと思うが・・・
この金子勝氏のラジオ番組を聴くことがあるが、いつも、安倍政権への批判ばかり、批判は結構だが、その批判の仕方といい、内容といい、大学教授とは思えぬもので、どこかの親父の愚痴というレベルで、最近はあまり役に立たないと思い、そのラジオ番組は聴いていない。
右翼だろうが、左翼だろうが、偏り過ぎているのは問題だと考える。
右、左にかかわらず、何事においても偏り過ぎる、「過ぎる」ということは、何らかの問題を発生させるものだと思う。
そういった意味では、この金子勝氏の思考も偏りがあり、その偏りが過ぎてきているように思う。
津久井やまゆり園での事件は、右左の問題より、社会全体における問題だろう。
右が悪い、左が悪いと言う問題ではない。
私個人としては、社会全体が心を軽視してきた結果が現状だと思う。
単に右、左で片づけてしまえる単純な問題ではない。
もっともっと深く考えなければならない問題であって、金子勝氏のような浅い考え方ではダメな気がする。
これからの時代は右でも左でもない。
人の心を重視し、見直す時代にすべきだ。
経済学部の教授なら、経営についてどう考えているのだろう?
人の心も含めて考えた経営というものが重要視されるべき時代だとは思わないだろうか?
コスト削減ばかりを考えた経営によって、人の心など無視され続けた結果が今の社会なのでは?
経営が悪化すればすぐに人の首を切る。
そんなバカでもできる経営で、人が能力を存分に発揮するわけがない。
如何にして人に能力を発揮してもらうかを考えた経営。
金勘定だけでなく、人の心を考えた経営。
これが重要なのでは?
人の心を考えない経済、社会によって、人は心を失うのではないだろうか?
右や左、極右などというのは、それによるものなのでは?
だとしたら、極右を抑え込んだところで、根本の解決には至らないことになる。
もっともっと深い思考が必要だと思う。