沖縄で「海兵隊撤退」を訴える人たちがいますが、
その前に、安全確保をお忘れなくと言いたい。
海兵隊を撤退させても、フィリピンのようになっては意味が無い。
尖閣諸島、その周辺の海底資源、さらには沖縄諸島、結局は東シナ海全部を欲しがっている中国の存在がある限り、安易に米軍撤退はできない。
沖縄の翁長知事は、基地撤退、縮小させるために、日本政府、アメリカ政府に訴えかけていくと言っているが、
その前に、中国政府に日本の国土、沖縄諸島を奪わぬよう訴えかけていく必要もあるのではないだろうか?
翁長知事の言い方だと、問題なのは日本とアメリカであり、中国は問題ないかのように聞こえる。
中国の存在がなければ、沖縄に米軍基地も自衛隊基地も必要ないだろうに、その中国に対して訴えかけるのではなく、日本、アメリカに訴えかけていくというのは筋が通っていない。
こういう筋の通らぬ行いをしていると、翁長知事と中国政府との関係に何かあるのではないかと心配になる。
もし、何らかの関係があって、沖縄が中国領になってもいいという考えがあるとしても、結局は沖縄から基地は無くならないだろう。
なぜなら、中国領になっても、中国は日本やアメリカに奪い返されぬよう、基地を建設するだろうから。
まぁ、翁長知事にどのような思想、思惑があるにせよ、日本国の沖縄県知事である以上、
沖縄近海をうろつく中国艦船によって沖縄の漁業がそれなりに影響を受けているにもかかわらず、中国政府には文句を言わず、日本政府、アメリカ政府にだけは訴えているという不均衡さは問題だ。
問題は基地の存在ではなく、不必要なものの存在だ。
日本全体や沖縄諸島を守るに十分な基地があればよく、それ以上の不必要な基地、犯罪を犯す不必要な軍人の存在が問題なのだ。
もっと言えば、中国が東シナ海を支配しようとせず、尖閣諸島や沖縄をも手に入れようとしなければ、基地をゼロにすることも夢ではないだろう。
何が問題なのか、事の本質を見極め、見失わぬようにしながら、筋の通った沖縄県政を翁長知事には行ってもらいたい。