家族旅行の宿泊先で事務所関係者と打ち合わせをして、家族旅行の宿泊費全額をまるごと会議費用として計上したことについて。


舛添都知事は「皆様に疑念を持たれる」という言い方をしていた。


まるで、一般市民が間違っているかのような言い方だ。


一般市民がこのことに疑念を持つのは、まったく正しいことであって、間違っているのは舛添都知事だ。




善良な市民の感覚では、


家族旅行の宿泊先で、仕事関係の人と打ち合わせをしたとしても、家族の宿泊費を経費に計上などできないのは、当然のことだと認識しているだろう。


確定申告でそれが許されるなら、旅行の度に名刺でも配って、旅行費用全額を経費に計上するだろう。


外食をした時も、店の人に名刺でも配って、営業活動したことにして、食事代を経費に計上するとか、何でも、仕事を絡めれば全額経費にしてしまえばいい。


そうすれば、利益の額が減り、納める税金の額も少なくなる。


国がそれでもいいとするならば、舛添都知事などの政治資金の使い方も許してやろう!




でも、一般市民に対してはそのような経費計上は許さないわけでしょ?


市民から税金を取るときには細かく調べて取るくせに、そうやって集めた税金を政治資金として使う時には細かく調べずに支出するというのは、筋が通っていると言えるのですか?


厳しく、細かく調べて税金を納めさせたのだから、その税金を支出する時にも、同様に厳しく、細かく調べて支出すべきだ。




市民の納税の際には経費にできないものが、政治資金であれば経費になってしまうというのは筋が通らぬこと。


このようなことを野放しにしているから、世の中が良くならんのだ。


ひとつひとつ筋を通すことが、世の中を良くする第一歩だ。


本来は、政治こそが、その役目をすべきなのに、政治が筋を通そうとしない。


当然、世の中は悪い方向へと進むわけです。




しかしまぁ、金に困っているわけでもない舛添都知事が、このような誤魔化し、虚偽、ズルをしてまでも経費に計上して、自腹を少しでも切らぬようにしようとする。


実にさもしい人間ですな。


そんな人物が、日本の首都、東京の都知事とは、日本人として恥ずかしくてたまらない。