トランプ破れたり!
本質を見失い、筋の通らぬ行いをすれば、物事は悪い方向へと向かう。
このことからすれば、共和党大統領候補のトランプ氏は既に敗北と言っていいだろう。
もし、トランプ氏が敗北しなければ、アメリカ合衆国が悪い方向へと向かうであろう。
なぜなら、
多民族、多宗教、移民で成り立っているアメリカにおいて、民族差別、宗教差別をすることは、アメリカの存在自体を否定するに等しいからだ。
アメリカの本質は何か?
自由のもと、多民族、多宗教、様々な地域からの移民で成り立ち、成長してきた国だ。
決して「アメリカ人」という人種、民族で成り立ち、成長してきた国ではない。
にもかかわらず、一部の宗教、一部の民族、一部の移民を差別することは、その本質を無視した筋の通らぬ行いになる。
筋の通らぬことをすれば、必ずどこかで歪が発生し、そこから崩れていくこととなる。
こんな簡単なことは、小学校での歴史の授業だけでわかることだ。
金勘定と素人のような暴言しかしてこなかった人物に、政治、外交などできるとは思えない。
アメリカにおいても格差が拡大しているのだから、自らの財産を皆に分け与えてはどうだろう?
格差是正の切っ掛けを自ら作り出し、アメリカを変えてみては!
威勢はよいが、そんな度胸はないだろう。
まぁ、私は日本国籍の日本人なので、アメリカ大統領選挙について語っても意味がないが、
トランプ氏が日本に対して言っていることについては私にも少なからず関係はある。
日本企業がアメリカで儲けていることが気に食わないようだが、
アメリカ企業が日本で儲けたければ、日本人を知り、日本人が喉から手が出るほど欲しがる製品を生み出してみろ。
それが筋だ。
その本質と筋を捻じ曲げてきたからこそ、今のアメリカに日本で売れるものを作り出す能力が無いのだ。
だから言ってるでしょ!
「本質を見失い、筋の通らぬ行いをすれば、物事は悪い方向へと進む」とな。
日本で売れている軽自動車を排除しようとか、日本製品に高い関税をかけようとか、ものづくりの本質を忘れ、筋の通らぬことばかりしてきた結果が今のアメリカだと認識すべきだ。
このことを認識しない限り、変わらん。
自然の摂理と言ってもいい、「本質を見失い、筋の通らぬ行いをすれば、物事は悪い方向へ進む」ことからすれば、
トランプ氏自身が後々悪い方向へと進むか、アメリカという国が悪い方向へと進むかのどちらかになる。
どちらにするかはアメリカ国民が決めること。
トランプ氏が鬱憤のたまっているアメリカ国民の憂さ晴らしの遊び道具で終わるか、本当にこのような人物を大統領にするかで、
アメリカという国の品格がわかるだろう。
どのような人物を大統領にしても、本質を見失い、筋の通らぬ行いをしていては、アメリカが良い方向へと向かうことはない。当然のことだ。