マイナンバーが漏れるとどうのこうのと騒いでいる人がいるが、


マイナンバーは名前を数字に置き換えたものであって、それだけで何かができるものではなかろう。


銀行に行って、「山田太郎です。」と伝えただけでお金がおろせたっけ?


役所に行って、「山田太郎です。」と伝えただけで戸籍謄本が取れましたっけ?


携帯電話契約する時に、「山田太郎です。」と伝えただけで契約できましたっけ?


マイナンバーはそこまで便利にするものではない。


結局は、マイナンバーのほかに身分証明となるものか暗証番号や印鑑などが必要になるはず。




個人情報をマイナンバーにひもづけなんて報道されているが、そのひもを引っ張るだけで、個人情報が出てくるとしたら、


それは、マイナンバーが悪いのではなく、そういうシステムになっているのが悪いわけだし、


そんなシステムならば、マイナンバーでなくとも、名前、電話番号だけでも個人情報が出てくるだろう。




では、なぜマイナンバーが必要なのか、


個人の名前では同姓同名があり、正確に特定するためには、名前のほかに生年月日、住所、電話番号などなどの情報も必要になってくる。


しかし、個人の名前を重複しない数字に置き換えれば、その番号だけで個人が特定できる。


ただこれだけのこと。


今でも、名前、生年月日、住所、電話番号程度の情報ならば、ほとんどの人の情報が世の中に流れているだろう。


卒業名簿、社員名簿、などなどを作成すれば、その程度の情報は流れることとなる。


ということは、マイナンバーが知られているも同然。


ということは、マイナンバーを知られたところでこれまでと変わらぬということ。


名前を伝えただけで銀行でお金をおろせないのと同様に、マイナンバーだけでお金をおろすこともできない。


政府の宣伝の仕方が下手くそなのだろう。


マイナンバーが厳重に管理すべきものではなく、マイナンバーにひもづけた情報が簡単に引っ張り出せないようにすることを厳重に管理すべきなのだ。


マイナンバーは名前を数字にしたもの。


マイナンバーと暗証番号、マイナンバーと印鑑、マイナンバーと他の誰にも知り得ないキーワード、マイナンバーと登録された本人の顔など、マイナンバーと何かが一致しなければ機能しないようにすれば、マイナンバーから情報が漏れることはないし、そうするはずなのだが・・・


まるで、マイナンバーが他人に知られたら終わりかのように騒いでいる。


マイナンバー伝えるだけでお金おろせたり、携帯契約できたり、様々な手続きができてしまうのなら問題ですがね。