中国がイギリスへ7兆円規模の投資、資金協力。
これは筋の通った行いなのだろうか?
中国国内の半分以上は未だにインフラが整っていない。
海岸地域だけが経済発展とその恩恵を受け、インフラも整備済みだが、西部のほとんどの地域はインフラすら整っていない。
にもかかわらず、イギリスに7兆円・・・
筋が通っている行いと言えるだろうか?
中国はところにより、「一人当たりで言えば中国は経済大国でも先進国でもない」というようなことを言っているが、
先進国のイギリスに7兆円?・・・
筋が通っている行いと言えるだろうか?
私が常日頃言っているとおり、「本質を見失った筋の通らぬ行いは物事を悪い方向へと進める」だろう。
ということは、この行いは、中国にとってもイギリスにとっても、今は良いように見えても、後々、悪い結果が見えてくることだろう。
世界情勢をよく知る人たちの多くは、
「イギリスは人権問題よりも金を選んだか」
「イギリスは目先のカネ欲しさに人権問題を見て見ぬふりしたか」
「かつては中国を支配しようとしていたイギリスが今や中国にひれ伏したか」
などというイメージを持ったことだろう。
金と軍事力にものを言わせる中国に悪いイメージを持つ人が世界的に増えるとともに、イギリスのイメージも中国と同レベルのものになっていくのが何となく感じられる。
目先のカネばかりを考え中国製高速鉄道を選んだインドネシアとともに、イギリスも5年後、10年後に今回の行いを後悔することになるでしょう。
なぜなら、本質を見失った筋の通らぬ行いだからだ。
最近で言えば、フォルクスワーゲン。
2007年頃から不正をしていたようだが、8年後の今、後悔することとなった。
当然のことだろう、本質を見失い、筋の通らぬ行いをしたのだから。
始めの5年、10年くらいまでは平気でも、結局、後悔することとなった。
今話題の横浜のマンションの件も同様だ。
本質を見失い、筋の通らぬ行いをして、今大変なことになっている。
これは自然の摂理とも言える法則なので、何事にも当てはまることだろう。
イギリスと中国の5年後、10年後がどうなっているか、ある意味楽しみでもある。
しっかし、イギリスにも中国にもプライドというものは無いのかね。
片や、中国を支配しようとした国。
片や、イギリスにアヘンでボロボロにされ、半植民地にされた国。
そんな国同士が寄り添って、日本の悪口を肴に酒を飲みかわしている。
第三者が見れば、無様にしか見えないが・・・