素人の雑な考えですが、首都圏の圏央道や外環道がある程度完成したら、都心の首都高速道路はいらないのではなかろうか?




首都高の老朽化が問題となっており、もう補強、補修ではどうにもならず、本格的に建て替えしなければという段階に入ってきています。


が、しかし、圏央道が東名、中央、関越、そして、10月末に東北自動車道と接続、いずれは常磐自動車道にも接続し、成田空港へのアクセスも便利になる。


そうなれば、今ほど都心部の首都高が利用されなくなるのは容易に想像できる。


であれば、都心部の首都高は老朽化とともに使用自体を終了させて撤去してはどうだろう?


圏央道や外環道、さらには首都高中央環状線があるのだから、都心の皇居近辺まで経由する必要などまったくない。


では、都心にまで車で行く人はどうするのか?


などと言われそうだが、首都高中央環状線辺りまで行けば、皇居や東京駅などの都心までは10km程度だ、時間にして30分前後。


首都高で行っても、一般道で行っても大差ない。


首都高中央環状線から内側の首都高を廃止しても、人の移動や物流に影響はないと思う。


東京湾沿岸の工場地帯や市場の物流には首都高湾岸線があれば充分だろうし、都心を大型トラックが走ることは今でも少ないし、都心部の人の移動は車よりも電車の方が早くて安くて便利だ。


それに、高層ビルが立ち並ぶ都心部から首都高が撤去されれば、少しはスッキリとするのでは?




一番気がかりなのは、首都直下型地震が発生した時だ。


高層ビルの合間を縫うように走る首都高が、たとえ補強したにせよ、無事であることはないだろう。


建て替えたにしても、ビルと隣接しているため、ビル火災に巻き込まれることも想定できるし、道路上での自動車事故や火災によって、その下を避難のために歩いている人などに被害をもたらすことも想定できる。


であれば、圏央道、外環道、首都高中央環状線の完成や利用向上とともに、都心部の首都高は撤去した方が、


維持費の面でも、危機管理の面でも、環境の面でも、最善だと思う。