中国、ボーイングから旅客機300機を購入。


正確には中国の複数企業が合計300機購入なのだろうけど、裏で中国政府が操作しているのだから、中国が300機購入と言っても間違いではないだろう。


しかも、それに伴って、ボーイング機の組み立て工場を中国企業との合弁で中国国内に建設するとのこと。


その出資、無駄にならなければいいのですがねぇ・・・


そもそも、現状において300機足りていないのか、旧型機との入れ替えなのか、特に何の予定もないのかよくわかりませんが、ただただ心配としか思えない。




中国経済が下り坂に入ったであろうこの時期に何兆円もの出費。


それにつられてボーイング社も中国に出資するわけですが、中国の経済情勢や時代に逆行している出資にもただただ心配。


経済が苦しくなれば航空機という高額なものは真っ先に打撃を食らうことでしょう。


今は中国政府の下支えやなりふり構わぬ強引な操作によって、見かけ上まだ大丈夫なように見えているわけですけど、実際は・・・


ということを考えると、中国の巻き添えになるのでは・・・




米中首脳会談にも中国の焦りが感じられます。


経済が傾いていることは中国の習首席が一番わかっていること。


だからこそ、その傾きが世界に露見する前に、経済的に強い立場である今のうちに、少しでも有利な状況で中国にとって利益となる成果をと考えているのでしょう。


為替や株式市場での必死な下支え、強引な操作も、300機購入も、中国海軍のアラスカ沖出現も、中国空軍の米軍偵察機への異常接近も、すべて、中国を大きく、強く、実態とは異なるように見せることで、今のうちに少しでもアメリカと対等な位置に立ちたいという焦りからのこと。


それだけ切羽詰っている中国。


もうピークを越えていると自認しているのかもしれません。


今がピークだったり、これからがピークだとするならば、アメリカ企業から300機も購入してアメリカ経済界からのご機嫌をとったり、海軍の艦船をアラスカ沖に行かせたり、アメリカの偵察機に異常接近するような危険を冒す必要もないでしょう。


本来の姿のまま、階段を一段ずつ着実にあがっていけばよいこと。


そうではないところに、今の中国の裏事情が見えてきます。