新国立競技場の白紙撤回問題を検証した第三者委員会の報告が公表された。
簡単に言うと、文部科学大臣とJSC日本スポーツ振興センター理事長に責任があると報告され、それぞれの人物が辞意を表明しているが、
この報告と決着のつけ方に納得している国民はいないだろう。
なぜなら、実際に新国立競技場のことを左右してきた人物はこの人たちではないとわかっているからだ。
東京オリンピック組織委員会の会長である「森 喜朗」と、東京オリンピック組織委員会の事務方トップである専務理事「武藤敏郎」が実質的に事を左右してきたのは誰にでも推測、理解できること。
にもかかわらず、第三者委員会の報告にこの2名の名前は出てこなかったようだ。
第三者委員会とやらは、この2名の名前を出すと暗殺でもされるのだろうか?
何かに脅えて、この2名に責任追及できなかったのだろうか?
単に元首相と日銀総裁になれなかった人だというのに、責任を追及できないとは・・・
本質を見失い、筋の通らぬ行いをしてきた人に対して、筋道を正すよう責任追及できないということは、筋を正すことなくこのまま進むこととなる。
ということは、未だに筋が通っていない状態ということだ。
本質を見失った筋の通らぬ行いは悪い方向へと進むという私個人の考えからすると、まだまだ、東京オリンピックの件については悪い出来事が発生するということになる。
第三者委員会についても責任追及したい気分だ。
国民の誰もが、元首相という肩書を持った「森 喜朗」という人物の発言力と、東京オリンピック組織委員会の事務方を牛耳っているであろう専務理事「武藤敏郎」という人物に一番重い責任があると考えているはずだ。
実際には事を左右していないが、それなりに肩書きのある人物を生贄にして、うやむやに済まそうという魂胆がくっきりはっきり見えて滑稽なほどだ。
東京オリンピック組織委員会の会長である「森 喜朗」という人物と、東京オリンピック組織委員会の専務理事である「武藤敏郎」が、今後、どんな顔をしてオリンピック開催までのさばるのだろう。
そもそも、この二人、何を買われて会長、専務理事の役職に就いているのだろう?
オリンピックのような国際的な行事の開催で目覚ましい成果でもあげていたのだろうか??
私の記憶にも、過去の記録にも、それに該当することは無い。
東京オリンピックという国際的な行事の開催において相応しい人物かどうかから見直すべきでしょう!
そこから見直すことで、本当の意味での筋道を正すこととなるのに、それができない時点で、東京オリンピックは失敗だと言える。
たとえ形式的に開催できたとしても。
下村文科大臣、さぞかし無念でしょう。
どこが有能かわからない元首相と日銀総裁になれなかった人のかわりに辞任なんて・・・
この展開、筋が通っているとは言えませんな。