イスラム教を悪用するテロ組織「イスラム国」にとって、日本は扱いにくく、手応えのない国なのではないだろうか?


日本人2人を人質にし脅迫したところで、金を払うわけでもなく、攻撃してくるでもなく、交渉するにしても他国頼み。


しかも、ネット上にはコラ画像が出回り、それどころか、萌えキャラ化したものまで。


人質の1人が殺害されても、数百万人がデモ行進をしたフランスとは異なり、数万人、数千人のデモすら行われず、普段と変わらぬ日常が続いている国内。


他の国の反応と比べて、実に不気味なほど異なっているのではないだろうか。


人質を取り脅迫しても反応は薄く、人質を殺害しても反応は薄く、何をしても反応が薄いとなれば、イスラム国としてはこれ以上どうするのだろう?


日本を相手にしても手応えが無いことから、ヨルダンを絡めてきたのでは?とも思える。


ある意味、奴らは困っているのではないだろうか。


テロ行為を行う者にとって、人々が恐怖におののき泣き叫ぶ姿、怒り奮い立つ姿を見ることで、自分たちの存在を再確認するようなものがあるのかもしれない。


しかし、日本を相手にしても、他の国ほどのものが感じられず、手応えがない。




イスラム国により日本人2人が人質となり、1人が殺害され、今後が見通せない状況の中、


女子大生が斧で女性を殺害といったショッキングな事件もあり、


日本国内の注目度も低下しつつあるかもしれない。


宗教間の争いやテロに疎い日本人にとって、イスラム国による人質事件は、日常の事件のひとつとして捉えてしまっていることも考えられる。


イスラム国によって人質が殺害される。


女子大生によって女性が殺害される。


宗教やテロをあまり意識しない日本人にとって、実生活に近い状態で起きた事件の方がインパクトが強いのかもしれない。




にしても、イスラム国に危害を加えたわけでもない人物を人質とし、1人を殺害した行いは許せないどころか、呪ってやりたいくらいだ。


自衛隊を派遣して奪還や攻撃などできないし、日本政府が直接交渉しているようでもないし、日本国内で暮らしている私たちができることとなると・・・


非科学的ではあるが、無事を祈るか、念を込めて奴らを呪ってやるという手段くらいか。




そもそも、今に至ってはイスラム国が何のために日本人を人質とし、何のために1人を殺害し、何のために金銭要求からヨルダンの死刑囚との交換に切りかえたのか理解できない。


日本という国の色々な意味での特殊さに、どうやって収拾すればよいのか判断できていないのでは?


迷走しているのならば、いっそのこと全人質を気前よく解放しろと言いたい。


それに、中東諸国に人道支援をしたに過ぎない、イスラム国とはほぼ無関係な日本を標的にしたことにより、世界により敵を増やしたことになる。


つまり、イスラム国にとって、日本と絡んだことが大きなマイナスになっているということ。




訳の分からん日本に絡んだことで、どう収拾させればよいか迷走し、世界のイスラム国に対する敵意をより強めてしまった。


日本に絡んで何がプラスになるのか・・・