9月27日に御嶽山が突然噴火し、多くの登山客が犠牲となっています。


噴火を事前に察知できなかったのか、つまり、予知できなかったのかという疑問や批判もちらほらと出てきました。


が、しかし、


予知できようが予知できまいが、「火山は噴火する」という認識を持ちつつ登山することは必要不可欠でしょう。


自然を相手に100%の確率で予測することなど不可能なのですから。


「火山は噴火する」


現状では100%予測することは不可能。


であるならば、「火山はいつ噴火するかわからない」という認識もあわせて持つ必要があるわけです。


つまり、


火山を登山するならば、「火山は噴火する」、そして、「火山はいつ噴火するかわからない」という認識を持って登山しなければならない。


そういった認識を持ちつつ登山するが、なおかつ、気象庁なりが火山の状況をできる限り詳しく伝えてくれたらいいなといったレベルが現状でしょう。


気象庁なりが噴火を予知し、入山規制をしていれば、犠牲者を出さずに済んだのでは?という疑問、批判が出ていますが、


自然を相手に予知など困難という前提条件を忘れてはならない。


そういった前提条件があるからには、個々人で「火山は噴火する、いつ噴火するかはわからない。」という覚悟を持って登山するしかないということだ。




富士山が世界遺産に登録されて富士登山客が増加しているが、富士山だって火山である以上、噴火する可能性があり、しかも、いつ噴火するかはわからない。


気象庁など様々な機関が観測を行ってはいるが、異変に気付いたときには噴火しているかもしれない。


自然が相手なのだから前兆があってすぐに噴火するかもしれないし、前兆があっても噴火しないかもしれないし、前兆もなく突然噴火するかもしれない。


本来なら富士山もそう思いつつ登山しなければならないのでしょう。


そんなことを思いつつ富士登山している人は少ないでしょう。


気象庁も誰も何も言っていないのだから噴火しないと信じ切っている。


でも、気象庁やそのほかの機関が100%完璧とは限らないのですよ。


何しろ相手が自然、地球なのですから。


ということは、「火山なのだから噴火するかもしれない」と思いつつ登山するのがベストということです。