残念な情報を得てしまった。


2014サッカーワールドカップの優勝国ドイツの選手数人が、母国での祝賀会において褒められないようなパフォーマンスをした。




産経新聞の記事には、


ゲッツェ選手ら6人はイベントの余興で、前屈みの姿勢で「ガウチョはこう歩く」と歌いながら舞台に登場し、その後、「ドイツ人はこう歩く」と手を挙げて飛び跳ねるパフォーマンスを繰り返した。


 「ガウチョ」はアルゼンチンなど南米の牧童を意味することから、アルゼンチンへの侮辱するものと批判の声が上がり、独メディアは「とんでもないオウンゴール」(独紙フランクフルター・アルゲマイネ)、「アルゼンチンへの愚弄」(独誌シュピーゲル)などと一斉に批判。「不快なナチス」とのアルゼンチン側の声も伝えた。


と書かれている。




自らによって、優勝チームとしての品格を下げてしまった行為と言える。


たとえ敵チームでも、そして、その敵チームに勝ったとしても、敵チームに敬意をもってお互いをたたえることで自らの優勝もより輝かしいものになると思うのだが。


敵チームを蔑むことによって、自らの立ち位置までも下げてしまった。


自らによって優勝したことの価値を下げてしまったわけだ。


実にもったいないことです。


相手をたたえることで、自らの立ち位置もたたえられるものになるのだと考えなければならない。




日本の剣道や柔道など武道における「礼に始まり礼に終わる」という精神を理解していただくと良いかもしれません。




今回の件に限らず言えることですが、


相手を蔑んだり、相手の足を引っ張ったりしても、結局は自分に返ってくることです。


例えば、


崖をよじ登っている時、先を行くライバルの足を引っ張ってずり降ろしたとしても、その時点で自分の位置は変わっていない。


しかも、足を引っ張られた方はもう一度よじ登ろうと頑張り、さらに強くなる。


結果として、相手を蔑んだり、足を引っ張ったりしても、自分が不利になるということです。