ベネッセの社員であろうが、契約社員であろうが、委託業者であろうが関係なく、ベネッセの情報管理が甘かったことに変わりはない。
そして、ジャストシステムはベネッセからの情報だと知っていようが知らなかろうが、これほど大量の通信教育対象者の情報が存在することに疑問を持つことなく、それを利用したこと自体に問題があると認識しなければならないだろう。
個人情報保護法ができてから、各団体、学校や会社などでも必要以上に名簿を作らないようになっていたはず。
にもかかわらず、通信教育の対象となるお子さんをお持ちのご家庭の情報が何百万件もまとまっている名簿など、普通に存在するはずがない。
存在するとしたら、どこからか漏れた情報か、漏らした情報か、盗まれた情報か、盗み出した情報かと疑うのが今の常識だろう。
正しく収集された情報ではないと薄々わかっていながら、その名簿を利用した可能性が高いだろう。
悪いとわかっていながらやることほど悪質なものはない。
もし、あまりにも常識や知識が無さ過ぎて、違和感を持つことなく名簿を利用したのであれば、ジャストシステムの情報管理と取り扱いがいかにレベルの低いものかがわかる。
どちらにしても、企業としての情報取り扱いに大問題があることは変わりない。
今時、これほど大量の情報を漏えいしてしまったベネッセも問題だが、
今時、これほど大量の情報が存在することに疑問を持たずに利用したジャストシステムも問題だ。
どちらも、企業として情報を扱う際のコンプライアンスがなっていない!
情報を漏らしたベネッセと漏れた情報を悪いとわかっていながら利用したジャストシステムということだな。