福島についてあのような描写をすれば騒ぎになるのは当然想定していたことでしょう。
で、今後どうするのでしょう?
2年に渡る取材を行っての事実に基づいた描写とのことですが、
研究ノートならぬ取材ノートを提示し、因果関係や各種データなどを明らかにしてはいかがでしょうか?
そうでないと、スタップ細胞と同じことになってしまいます。
まるっきり同じような状態ではありませんか!
理化学研究所=小学館
小保方さん=雁屋さん
スタップ細胞=被ばくの影響
まさか、スタップ細胞騒動の構図を真似て騒動を引き起こし、雑誌の売り上げを・・・ なんてことはあるまい。
被ばくの被害、影響が出ているのが事実ならば、その根拠となる資料を明らかにしてもらい、関係各所に適切な措置を取るよう国民全体で訴える必要性が出てくる。
雑誌の売り上げを目的としているのか、国民の不利益をどうにかしようとしているのかを見極めなければならない。
さしたる資料も取材ノートも提示せずに騒ぎを起こすだけなのであれば、国民の不利益を正すのが目的とは思えなくなる。
本当に被ばくの被害、影響が出ているのであれば、一刻も早く、資料などを提示し、関係各所に発破をかけて動かさなければならない。
これは人の命にかかわることでもある。
ただ単に騒ぎを起こすだけでは意味が無い。
私が思うに、
本当に鼻血を出す人が急増しているのであれば、既にネット上で話題になっていると思う。
「言わないだけですよ」などという記述もあるようだが、今の時代、それほどの事態が発生していれば、黙ってはいられない人が匿名性の高いネット上に情報を流すのが自然だろう。
それに、人間でさえ鼻血を出すほどの影響があるのなら、小動物たちはどうなっているのだろう?
などなど、疑問に思う部分がある。
まぁ、とにかく、現状ではどうにもならない。
「美味しんぼ」で描写されていることが事実と主張するならば、その根拠となるデータ、取材ノートなどを明らかにし、それをもとに、第三者が科学的、医学的に調査してみる必要がある。
本当に人々の健康被害を心配するのであれば、一刻も早くそうすることが必要だろう。
そして、もし、根拠となるデータもなく、取材も信頼性のないものであったなら、「美味しんぼ」の描写によって不快に思った福島の人々、不必要に不安に思わされた人々に対し、どのように責任を取るのだろう?
ちなみに、福島第一原発事故によって多くの人が事故前に比べて放射線を多く浴びているのは事実です。
私の住む埼玉県でも、事故前の放射線量が毎日約0.03µ㏜/hだったものが、未だに0.05µ㏜/hですので、0.02分だけ多く放射線を浴びていることになります。
が、
福島第一原発事故の影響を受けていない山口県は事故前から0.09µ㏜/h前後の放射線量があり、皆さん問題なく生活しているわけですから、立入が禁止されている区域でなければ問題ないと思われます。
むしろ、目に見えないものに対し、必要以上に神経を使うことによって、体調が悪くなることの方が問題と言えるでしょう。
「病は気から」という昔からの言葉もあります。
多くの人がそうならないようにするためにも、一刻も早く、事実関係を明らかにしていただきたいものです。