佐賀労働局は12日、勤務時間中に業務用パソコンでアダルトサイトを閲覧したとして、男性職員(61)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。職員は出先機関の元責任者で、昨年3月の定年退職後に再任用されていた。

 佐賀労働局によると、職員がサイトを見ていたのは平成22年4月から25年6月にかけて。昨年6月に同僚からの報告で発覚。2カ月分の閲覧履歴を調べたところ計472回、約6時間20分の閲覧が確認された。内部調査に職員は「魔が差した」と話した。



結局、ネットワークやサーバを管理・監視している者によってではなく、同僚からの報告で発覚。


業務用パソコンということは、ネットワークやサーバ、パソコン本体もそれなりに管理されているものだろう。


というより、管理されていなければならない。


各パソコンが何にどれほど利用されているのか、それは誰によって利用されたのかなどを管理・監視するのが常識の時代。


佐賀労働局のネットワークや業務用パソコンは相当自由に使わせていたのだろう。


ネットワーク、サーバ、パソコンを管理・監視するシステムや担当者も存在しないのだろうか?


業務用パソコンで仕事もせずにアダルトサイトを見ていたことも大問題だが、それに3年以上も気付かないという管理体制も大問題だ。



私はネットワーク、サーバ、パソコンを管理する部署で勤務していたが、


毎月使用状況を調査し統計資料を作成する作業の中でネットワークやパソコンの異常に気付いたものだ。


特定のパソコンだけインターネット閲覧時間が長いとか、インターネットからのダウンロード容量が極端に多いとなれば、仕事以外のことに使われているのではという疑いが発生する。


毎月しっかりと使用状況を調査し、統計資料として記録しておくことで、その変化に気付くことができる。


異変に気付けば、該当のパソコンを徹底的に調査することで決定的な証拠も入手できる。


それを人事に提示すれば、パソコンの使用者は処分となる。


私がネットワーク管理担当者なら、3年も気付かないということはない。


1か月で気付き、早期の処分へと追いやることができただろう。


実際に処分に追いやったこともある。