先日の大雪で関東の山間部で交通網が寸断されている。
埼玉県内では所沢・飯能から秩父へ向かう国道299号線が雪崩によって通行止め。
群馬県では群馬から長野へ向かう国道18号線、旧国道18号線、国道254号線、上信越自動車道などがことごとく寸断されている。
国道254号線に設置されているライブカメラの画像を見てみると・・・
どちらも自動車が走れる状態ではない。県境付近では人が歩くのも困難だが、足跡が・・・
そして、2月17日はどうなったかというと
群馬県下仁田寄りからトラックが進入しているが、その先の県境付近はまったく除雪されていない。
どう考えてもこの先で立ち往生することは避けられないだろう・・・
除雪車らしきものが映ってはいるが、1時間以上経過しているのに、トラックの位置がまったく変わっていない。
国道18号線、上信越自動車道が通行止めなのは報道などで知られているが、この国道254号線はテレビでは報じられていない。
道路交通情報のサイトでは国道254号線の通行止めも掲載されているが、ラジオではどうなのだろう・・・
長野へ行けると思って国道254号線へ迂回してきた車もあるのではないだろうか?
この先の足跡しかない道路はいつ除雪完了となるのだろう?
想定外とはいえ、自治体のインフラ確保の努力や危機管理が足りていないのではと思う。
通常、雪国では深夜であっても降雪があれば除雪車が走っている。
降り止んでから除雪ではなく、降っているうちから除雪しているのだ。
ところが、埼玉や群馬南部では降り続いている夜間に何もしていなかった。
想定以上に降り積もってから除雪しようとしても、除雪車も走れないなんてことになってしまう。
本来ならば、積雪を予測して、降り続いている最中から除雪車を走らせておくべきだったのだろう。
想定外の雪が引き起こした災害だったで済ますのではなく、降り積もることが予測されていながらインフラ確保のために何もできなかった自治体の対応に問題があるとして、次へ繋げる必要があるだろう。
雪すら除雪できない自治体が、富士山噴火時の火山灰を適切に処理できるとは思えない。
自治体は、インフラ確保が住民の命を守ることだと認識し、必死の思いで対処してもらいたい。
せめて、こういう時ぐらいは と付け加えておこう。