イルカの追い込み漁を「非人道的」と批判したアメリカのケネディ駐日大使。


ただの感情論だけで批判したのなら人としてのレベルを疑う。


そこいらのおばさんが「かわいそうだからイルカを捕まえるのはやめて」と言うのと同じレベルならば、大使として相応しくないだろう。


しかも、批判の仕方がツイッターとなると、さらにそう思えてしまう。




動物を無駄に殺し、殺すことを目的としているのならば批判されても当然だが、


文化、風習を背景とし、命を無駄にすることなく食し、活用している日本のイルカ漁を批判するというのは、理解しがたい。


やめるべき筋の通った理由をツイッターの短い文章では表現することなど不可能だろう。


ぜひ、やめるべき筋の通った理由を個人の感情論ではなく、理論的に述べていただきたい。




イルカ漁やイルカを食すことが「非人道的」だと誰が、何を根拠に、いつ決めたのだろう?


そして、イルカ、鯨、牛、豚、鳥、鳥の脂肪肝を食べるために無理矢理太らせること、これらの違いについても聞かせていただきたい。


納得できる筋の通った理由が聞かれたならば、イルカ漁はやめざるを得ないだろう。




少なくとも、日本のイルカ漁は「自然にあるがままを余すことなく最大限に生かしている行為」だと考える。


自然にある命を無駄にすることなくいただくということ。


それが「非人道的」と批判されるならば、


フォアグラという食べ物のための人間の行いは「非人道的」以上に酷い行いだと言える。


鳥の脂肪肝を食したいという人間の欲のために、


まずは鳥を選別、脂肪肝になりやすい個体だけを選び出し、それ以外は排除してしまう。


排除した鳥はエサも与えられずに殺されることが多いという記載もあったが、どれほど「命を無駄にせず、余すことなく最大限に生かしている」かは不明。


そして、脂肪肝にし易い個体は食事の度に脂肪肝になりやすいエサを強引に胃に突っ込まれる。


通常、動物にエサを与えようとすると寄ってくるものだが、フォアグラのためのエサを与えようとすると鳥たちは逃げようとする。


逃げようとするということは、嫌なのだろうと容易に予測できる。


人間の欲のために、相応しくない個体は処分し、相応しい個体には苦痛を与え続ける。


これは、「自然にあるがままを余すことなく最大限に生かしている行為」とは言えないだろう。


イルカ漁が「非人道的」ならば、フォアグラ生産は「非人道的」よりもさらに酷い行いと言えよう。




日本のイルカ漁を批判するだけにとどまらず、しっかりと、自国の中に「非人道的」な行いはないかを考えるべきだ。


一度、アメリカとフランスとでフォアグラの「非人道性」について話し合ってみてはいかがだろう?


自分たちの行いをふり返りながら他を批判するのが筋というものだ。


ついでに植民地支配についてもね!




そして、そのフォアグラを使ったコンビニ弁当が販売中止となった。


フォアグラ弁当には賛否両論あるだろうが、


鳥の選別から飼育も含めフォアグラの生産方法を詳しく知ってしまうと、あまり食べる気にはならない。


あれほどの命を無駄にし、あれほどの苦痛を与え続けて作られたフォアグラ。


あんなことまでして食いたいか?と私個人は思えてきました。


あんなことまでしてフォアグラを食わんでも、他にうまいものはあるだろ!


あんなことまでしてフォアグラを食わんでも人は飢え死にしないだろ!と


人間の欲は実に浅ましい。




これも感情論と言われてしまうかもしれないので、違いをあげると。


食用のための豚や牛などは、なるべくストレスを与えず、健康でいるよう育てるわけですが、


フォアグラのための鳥は、無理矢理エサを胃に突っ込むなど、明らかにストレスを与え、かつ、不健康になるよう仕向けている。


この点で大きく異なる。


エサを持ってくれば寄ってくるのが自然な反応なのに、エサを持ってくると逃げようとする拒否反応を動物が示す時点で問題だ。


このようにフォアグラには明らかな問題点がある。


では、イルカ漁にはどのような問題点がある?


この点をケネディ駐日大使に説明してもらいたい。