東日本大震災からの復興が進まぬうちに新たな被災地が次々と・・・
毎年のように九州、中国地方で大雨による土砂災害が発生。
地球環境が悪化し、気候が変化したことで、このような大雨が毎年当然のごとく降るようになっているとしたら、来年も九州、中国地方のどこかで土砂災害が発生することでしょう。
今後は、気候変動に合わせた国土にすべく、日本各地で災害対策を実施しなければならない。
だからこそ、東日本大震災からの復興を一刻も早く成し遂げなければならない。
多くの政治家が名前のご立派な大学を卒業なされておられるわけですから、
地球環境の悪化に伴う気候変動、そして、その気候変動に伴う自然災害の発生について、よくご存知のことと思います。
これだけ気候が変動しているのだから、その変動した気候に合わせた国土開発、災害対策が必要なこともご承知でしょう。
で、それに対して何をしているの?
私の予想だと、これまでと変わらず、「何となくわかっていても何もしない」で時が進むのでしょうね。
そして、何もしないことの被害を被るのは国民、それも、弱い国民。
これまでと変わらずと言ったからには前例があるわけです。
少子化問題
高齢化問題
地方の過疎化問題
年金、医療、健康保険などの社会保障問題
原発の安全対策
領土問題
選挙制度
公務員制度
などなど
20年、30年以上も前から今後問題となると予測していたにもかかわらず、ほぼ、何もしてこなかった数々の問題。
予測できた時点で取り組んでいたら、今のようにはなっていなかったでしょう。
少なくとも、どうにかしようと動いていれば、今ほど悪化はしていなかったはず。
放っておいたツケが今になってというレベルではなく、放っておいたことでもうどうにもならなくなった状態と言っても過言ではない。
気候変動に伴って、国土も気候に合うよう改善しなければならないわけだが、
この問題もこれまでと同様に先送りしたならば、地方は度々災害に襲われ、さらに弱っていくことだろう。
いつ完成するかわからない首都圏のスーパー堤防に多額の予算を注ぎ込むくらいなら、
毎年必ず発生している地方の土砂災害に対応すべく予算を注ぎ込むべきだ。
これまで放っておいたり、先送りしてきたせいで、問題が山積しております。日本は。
少子高齢化、それに伴う年金、社会保障の破たん、あの時から対処していれば・・・
福島第一原発事故、津波の危険性が指摘されたあの時に対処していれば・・・
領土問題、国力が右肩上がりのあの時に強気に出ていれば・・・
公務員制度、選挙制度改革、機運が高まったあの時に一気に片づけておけば・・・
後悔ばかりの日本。
右肩上がりが永遠に続く、バブルが天からのご褒美とでも思っていたのでしょうか。
あまりに平和ボケし、金儲けに夢中になり、浮かれていた日本。
今となっては・・・
あの時代に「いつやるか? 今でしょ!」というのが欲しかった。