西暦2050年に建設費用を返済し、それ以降は高速道路を無料化する。
そんな計画だったのですか!!
普通に考えて、それは不可能だろう。
なぜならば、既に高速道路の老朽化が目立っており、
2050年まで使用し続けるのには無理がある。
ということは、2050年の建設費用完済を前に新たな建設費用が必要となる。
なので、一生、高速道路無料化は不可能。
こんなこと、高速道路建設当初から想定できたことなのでは?
それなのに、そのうち無料になるなんて思ってたの?
最近もアメリカで橋が落ちたというニュースがありました。
地震の多い日本と比較的少ないアメリカの建設方法は異なるとは思いますが、
インフラというものは100年もそのままで維持できるものではないでしょう。
半世紀ですら危うい。
実際、日本のインフラ整備は東京オリンピック前後から急激に行われ、
かれこれ半世紀です。
半世紀経たずしてトンネルの崩落事故も既に発生しています。
管理をずさんにしていれば、今後10年も経たずに橋が崩落などの事故もちらほらと発生することでしょう。
そもそも、建設費用の返済を50年以上も続けていては、高速料金の無料化など無理なのです。
無料化するには、費用の返済を50年以内、20年や30年程度で完了させなければ。
建設当初は「いずれは無料化になるんだ」などと思っていた人もいたことでしょうが、
よーく考えれば当初から無理だった、騙されていたと気付くでしょう。
なにしろ、日本政府、官僚、役所という組織は、
5年計画すらまともに策定できないし、実現できない。
担当者は約3年で異動しますしね。
そんな国だからこそ、20年、30年も前からこうなるとわかっていた、年金問題、高齢化社会、少子化問題に対応できないのです。
10年計画、25年計画を見事に成し遂げるだけの能力が、政府、官僚、役所にあったならば、
日本は今のようにはなっていなかったことでしょう。
5年計画すら・・・ ではねぇ・・・
電力会社なども同様でしょう。
50年先まで計画していた電力会社はあるのでしょうか?
原発の廃炉作業には40年もかかるらしいですが、その廃炉作業も含めた計画での原発建設だったのでしょうか?
とりあえず、原発が稼働できる約30年~40年間だけ儲けられればいいや的な計画だったりして。