東京都内、その中の都心における地下鉄やバスなどの公共交通機関の24時間運行が話題になっています。
ラジオで行われていた賛成派、反対派の議論を聞いていたのですが、やはり、経済、消費中心での議論でしかなく、視野が狭いと感じた。
地方に住む者にとってはどうでもよい議論ではあるが、なぜ、真夜中に動き回る必要があるのか?経済的なメリットだけを考えていてよい時代なのだろうか?という疑問がわいてきた。
単純に、夜は眠らないと健康に悪いだろうし、夜もある一定量の電気が必要となれば、発電所は夜中も多くの温暖化ガスを排出することになる。
人の健康にも良い影響は与えないし、地球環境にも良い影響は与えない、あるのは経済的な「カネ」のメリットだけになる。
そんなメリットのうんぬんかんぬんについて熱く語っていたのだが、くだらなく思えて仕方がなかった。
もうそろそろ、人間は地球規模、地球目線での視野で物事を考えなければならないのでは?
経済的にいくらのメリットがあるのか知らないが、その「カネ」を地球環境改善のために使うのか?
その「カネ」で地球を買えるとでも思っているのか?
経済的なメリットとしての金額やら、経済効果とやらは知らないが、
夜な夜な動き回る人が増えるとなれば、それだけ治安の維持にも神経を使わねばならないし、電気を使うのであれば二酸化炭素排出量も増えることにもなる。
都心での24時間運行によって増加した二酸化炭素排出量をどこかで削減できるのならばどうぞどうぞ。
ただし、環境悪化、異常気象は年々顕著になっていることをお忘れなく。
私はここでも「本質を見失ってはいけない」、「筋の通らないことは行ってはいけない」という考え方が重要だと思う。
「本質を見失った」、「筋の通らない」物事によって得られる結果は常に悪いものでしかないからだ。
これまで起こった事故や事件を見返してもらいたい。
原因は?
その多くは、「本質を見失った」、「筋の通らない」行為によって起こったものでは?
その考え方からすると、人は夜に眠るものという本質を忘れてはいけないし、地球環境を守るために世界的に温暖化ガス排出量を減らそうとしている中、排出量を増やすようなことをするという筋の通らないことはすべきではない。
ということになる。
健康増進などと言うくせに、真夜中も活動できるようにするというのも、筋が通っていないような気がする。
朝日とともに目覚め、昼間ガッツリ動き回り、夜はぐっすり眠る。
それに合わせ、昼間ガッツリ発電し、夜は大半の発電所を停止させる。
その方が、人の健康にも、地球環境にも良いと思うのですがねぇ~
経済的なメリット「カネ、カネ、カネ」だけを考えるか、地球視野で物事を考えるか。