中国各地で発生している反日デモで、日本料理店に乱入するなどのモラルの低さを証明するかのような行為が行われているようだ。


そこで思ったのは、


なぜ、日本企業は中国へ進出したがるのだろう?ということ。


日本がちょっとでも中国の気に入らないことをすればすぐに反日デモとなる国になぜ進出する必要があるのか。


中国に進出しているイトーヨーカドーでは私服警官を多数配置しつつ営業しているようだし、伊勢丹は早々に営業を取りやめ閉店している。


場合によってはモラルの低い連中によって店内を荒らされ大損害が発生することだってあり得る中国。


そんなリスクを背負ってまでも中国で金儲けしたいというのもどうなのだろう・・・



日本にとっても中国から撤退したり、中国内で日本製品を販売できないというのは相当な痛手となるのはわかる。


しかし、逆に中国にとっても、日本企業が撤退し、工場労働者が解雇されたり、日本製品が手に入らないというのは痛手となるだろう。



まぁ、こういった反日デモを素直に反日デモだと受け取る必要もないとは思う。


治安部隊はこのデモを抑えるのに苦労しており、警察車両が襲われるなどの被害も出ている。


つまり、反日とは関係ない事柄での憂さ晴らしもされているということ。


表向きは反日デモでも、中身は中国政府への批判、経済格差への批判などなど、様々な訴えが込められているのだ。


だからこそ、治安部隊もある程度のところで反日デモを抑えたいと考えるわけだ。



程よい反日デモは、中国国民のストレス解消になり、内政の悪さから目をそらさせる効果もあるため、中国政府にとってもよいことなのだろう。


しかし、反日デモをきっかけにして、政府や経済への不満までも爆発してしまうと、人民解放軍でさえも手を焼くことになる。


天安門事件の再来となってしまうのである。



まぁ、日本を叩くことによって国民の内政に対する不満を日本にぶつけさせ、騙し騙し政権を維持するというのは、何の問題解決にもならないため、いつしか破たんすることだろう。