いじめ事件について教育長が真実を隠していると思い19歳大学生がハンマーで襲った事件。
教育長が真実を隠しているという情報をどこから得たのかは知らないが、
どんな真実を隠しているのかまでを確認してからの犯行だったのだろうか?
あいまいな情報だけで行動を起こすというのはいかがなものか
というより、そもそも大津市教育長を殺害したところで解決する問題ではない。
やはり、この件においても、もっと本質をしっかりと見据えるべきだっただろう。
大津市教育委員会には苦情電話が多く寄せられているようだが、
その多くはネット上の誤った情報をもとにした苦情とのことだ。
つまり、ネット上の信頼性の低い情報に簡単に影響を受けた人が苦情電話をかけているということ。
ネット上の情報を鵜呑みにして勝手に思い込むのは自由だが、さらに行動にまで移すのであれば、その情報の正確性を確認するなり、再度自分で裏付けをとるべきだろう。
情報に翻弄されるようでは自分の人間としての価値を下げることにもなる。
東日本大震災のとき、関東地方でなぜか食料品、トイレットペーパー、電池、ガソリンなどが買いだめされた。
これも不確かな情報に翻弄された愚かな人たちによって引き起こされた現象である。
話を戻して
19歳大学生は大津市教育長の頭をハンマーで殴ればいじめ問題が解決するとでも考えたのだろうか?
解決を考えたというより、感情的になっての犯行だろう。
いじめ問題には何の実効性もない行為だ。
自分の頭を叩いて実効性のある解決方法を考えた方がよかっただろう。