今年5月~6月の地球の陸地の平均気温が統計の残る1880年以降の同時期として過去最高を記録。
グリーンランドなど北極圏の氷が急速に減少していることも観測されているとのこと。
確実に地球の温暖化が進んでいる。
日本においても関東地方で連日35度以上を観測、38度、39度を観測する日数も毎年確実に増えているのではないだろうか?
10年後には夏と言えば35度以上が当たり前、40度以上を観測する日も増えていることだろう。
さて、人間は何度以上で根を上げるか。
何度以上になれば本格的に温暖化対策に乗り出すのだろう?
42度?45度?
そうなった時には、世界全体が干ばつ状態となり、食糧不足が深刻化していることだろう。
そして、その時点から温暖化対策を本格化させたところで、もう手遅れなのではないだろうか?
私は15年以上も前に、「今から本腰を入れて温暖化対策をしても手遅れかもしれない」と小論文に書いていた。
まぁ、学校の授業で子どもが書いた小論文など誰も本気にしないだろうが、
あの頃予測したことが本当に現実になりつつある。
環境問題以外にも、「日本の景気は回復などしない」とか、「公務員とて老後が安泰ではなくなる」とか、
今の状況は私にとっては想定内とも言える。
「安全、確実、高利回り」と何度も唱えていた証券会社が倒産するなど誰も考えていなかっただろう。
あの時点で、「安全、確実、高利回り」など存在しないのだと考えを改め、
「今後はこれまで通りにはいかない」をキーワードに全てにおいて取り組んでいれば、
原発事故も、大企業の消滅も防げたかもしれない。
環境問題においても、「今後はこれまで通りにはいかない」というキーワードがぴったりと当てはまる。
人間がこれまで通りの生き方をしていれば、地球がこれまで通りにはいかなくなる。
逆に、人間がこれまでを改めた生き方をすれば、地球がこれまで通りにいくと思う。
どちらを選択するかだ。