レバ刺禁止で文句を言いたい人もいることでしょう。


私は生肉を好んで食べる方ではないので、禁止することに対して特に言いたいことはありません。


しかし、


このレバ刺禁止とユッケ食中毒事件双方を見て、何ともすっきりしない思いがわいてきました。


ユッケ食中毒事件の際には、店の衛生管理、食肉卸業者の衛生管理に問題があったのではと非難が殺到、さらには、行政の監督が不十分だったという非難までもが強まりました。


そういったこともあり、生レバーから腸管出血性大腸菌O157が検出され、この状態を放置しておけば再び食中毒事件が発生し、行政や政府が非難にさらされると考えレバ刺し禁止となったのでは


と思うのです。


現状では生レバーに潜むO157を防ぐ手立てがない。


唯一ある手立てとしては加熱処理だが、それではレバ刺しにはならない。


かと言って放っておいて再び死者を出すような食中毒事件にでもなれば、行政や政府が批判される。


ならば禁止にしてしまえ みたいな。


しかし、禁止にしたらしたで、国民からやり過ぎだの余計なお世話だの言われる。


だからといって解禁したところで、いつかはO157の被害が出るだろう・・・・



結局は、ユッケにしてもレバ刺しにしても、自己責任、もしくは、提供する店と提供を受ける個人の中だけで責任を負えばよいことなのでは?



何か事件、事故が起きれば行政や政府を批判する。


ならばと規制すれば、今度は規制に対して行政や政府を批判する。


ずいぶんと身勝手なように思えてならない。


これではどうにもできないではないか!



今後はこうすればいい。


生レバーにはO157が潜んでいることがあります。場合によってはそれによって死亡することもありますのでご注意ください。


という注意書きをメニューに表記するように法で定め。


ここまでを行政、政府の役目とし、


その注意書きを読んで食べる食べないは個人の自己責任とする。


万が一、O157で死んだとしても、行政や政府に責任は無い。



もしくは、


全ての生レバーを検査してから客に提供する。


その検査費用は安全と引き換えなので店と客が負担。


これが一番の安全対策ですが、現実的に無理でしょうね。


検査しているうちに品質が低下するだろうし、数量的にもすべてを検査することは不可能でしょう。



やはり、一か八かの覚悟を持って食べていただくしかない。


もしハズレだったとしても誰にも文句は言わない!


まぁ、確率的には相当低いでしょうから、それでよいと思います。