増税が先行してしまうことに異を唱える小沢議員の考えは理解できます。


というより、正しいでしょう。


なぜ、増税が先なのかの説明を野田首相からしっかりと聞いたことがありません。


増税が先なら先でもよいでしょう。


しかし、その次に公務員制度改革を行いますとか、議員定数削減を行いますとか、誓約していただきたい。


現状だと、国民に対する増税だけで終わってしまいそうな気がしてならない。


何しろ信用できない政府と官僚なのだから、


先に公務員制度改革、議員定数削減などを行ってもらい、しっかりと実行したのを見届けたのちに消費税の増税ならスムーズに納得できる。


もしくは、消費増税と同時進行で公務員制度改革、議員定数削減などを行っているのなら、両方をにらみつつ渋々納得できよう。


なぜ、消費増税が先なのか??


なぜ、公務員制度改革や議員定数削減などの歳出削減が先ではないのか?


なぜ、一気に同時進行できないのか?


それらの説明がなされていない。



推測するに、消費増税が一番ハードルが低く、転んでも大けがをしないからだろうけども。



小沢派の消費増税反対については、裏に別の考えがあるのかもしれないが、言っている内容の表面上は正しいことを言っているわけです。


とりあえず、表面上は正しいことを言っているので、それを貫いていただきたい。



私個人は小沢議員を応援しているわけでも、消費増税に反対しているわけでもありませんが、


なぜ、歳出削減が後回しなのかの納得できる説明がないのであれば、賛成はしかねます。



普通に考えると、


収入が増えてしまえば節約ってあまり熱心にしなくなりますよね?


消費増税によって税収が増えれば、歳出削減を怠るのではと思うのです。


先に歳出削減を行ったうえで、これだけ足りないから増税します。というのなら問題なく納得できるのですがねぇ。



消費増税を先行させて、結局、公務員制度改革や議員定数削減には手を付けずに済ましてしまうのでは?


信頼されていないからこそ、公務員制度改革、議員定数削減を先に実行すべきなのに・・・