以前から厄介な国だとは感じていましたが、
最近急激にその厄介さが増しています。
地球環境問題を扱う国際会議の場で、「環境問題の責任は先進国にあり、大きな途上国である中国にはない」というような発言をしていました。
今や世界で一番多くの二酸化炭素を排出している中国が、それを改めようともせず、自分を大きな途上国と名乗って知らんぷりをしようとしている。
その大きな途上国は西沙諸島や南沙諸島、尖閣諸島の領有権を主張しているが、
自国内のチベット自治区やウイグル自治区すら管理しきれていない大きな途上国がさらに領土を広げるのはおすすめできない。
日本、韓国、ベトナム、フィリピン、インドネシア、インド、などなど、周辺諸国は厄介な国だと思っていることだろう。
今は経済的な面でのメリットがあるが、今後、経済的メリットが薄れてきたとき、周辺諸国から総スカンを食らうことは目に見えている。
国と国の関係も、ご近所づきあいと同様です。
近所でしょっちゅう野焼きをしていて、その煙が家に入ってくれば嫌に思うのと同様に、
中国の大気汚染が韓国、日本にまで影響を及ぼせば・・・
これまでは先進国の責任が大きかったかもしれませんが、先進国は環境技術によって温室効果ガスの排出を減らす努力をしています。
しかし、それ以上に大きな途上国である中国が温室効果ガスを排出すれば、先進国の努力は無駄になるどころか、環境悪化の速度は増すばかりとなるでしょう。
ある時期までは「先進国の責任」だけで済んだかもしれませんが、
もう「先進国の責任」だけに留まらない状況だと思います。
これからは大きな途上国の責任も重大となるべきです。
逆に、途上国を名乗るのであれば、経験とノウハウを持っている先進国の意見や考え方に従うべきです。
経験もノウハウも無い途上国なのですからね。
しかし、この大きな途上国は困ったものです。
周辺地域の領有権を次々に主張しつつ、地球環境を悪化させつつ、このままではこの大きな途上国によって地球がボロボロになってしまいます。