どうも最近の新聞(マスコミ)がただの情報掲示板程度にしか思えない。


毎日読んでいるのは一社の新聞だけで、他はネット版で大手新聞社をすべてチェックしていますが、


紙面の方は3分の1以上は広告なのでは?


中学から新聞をほぼ毎日読んでいますが、その頃からこれほど広告スペースが占めていたっけ??


新聞の見た目上だけではなく、内容も単なる情報掲示板化している。


企業の発表や政府などの記者会見の内容を掲載しているだけといった印象が年々強くなっている。


その程度のものに毎月数千円払う価値があるのだろうか?


折り込み広告の方が価値が高かったりして。



あるジャーナリストが指摘していたが、


野田首相の大飯原発再稼働決定の発表と、福島第一原発事故調査委員会の発表がほぼ同時に行われていたそうだ。


この2件の出来事について、各マスコミメディアは単に個別の出来事が2件あった程度にしか報道していなかった。


つまり、情報の羅列でしかなかったわけである。


しかし、この2件の出来事から読み取れるのは、


野田首相は福島第一原発事故調査委員会の調査結果を考慮することなく、大飯原発の再稼働を決定したということだ。


あれだけの事故を発生させたシステム上、制度上の重大な過失や改善点の有無を確認せずに、大飯原発再稼働を決定するといういい加減さ。


つまり、福島第一原発事故の教訓は大飯原発にまったく生かされていない。


それどころか、国会の事故調査委員会という国民の代表が集まった組織の調査結果や意見をまったく無視した判断ということに、国民軽視の状況がはっきりと見て取れるわけです。


にもかかわらず、どの新聞でもテレビでも、このことに関しては触れていない。


ただ単に、今日あった出来事として伝えただけ。


ただの情報掲示板でしかない。



今のマスコミにジャーナリストとしてのポリシーはあるのだろうか?


記者会見場で録音しつつパソコンで何やらパチパチと打ち込み、それを掲載するだけなら、人が行う必要はない。


政府や企業、警察、消防、あらゆる機関の発表をインターネットに掲載するようにし、それをシステムで収集すれば済んでしまうことである。


わざわざ記者会見場に人を送る必要はない。



原発事故後の東電の記者会見場の様子は酷いものだった。


記者たちが東電担当者を責め立てる場と化していた。


そんなに情報が乏しくてイライラするくらいなら、原発に近付いてでも情報を探しに行けばよかろうにと思ったものだ。


結局、そこまでするような記者はいなかった。


情報掲示板に情報を掲載しようにも記者会見場で情報を得られないから怒っていたのでは?と思えてしまう。


本物のマスコミならば、情報と情報の裏にある真実、事実を世の中にわかりやすく見せてもらいたい。


その作業は今のところ人間にしかできないはずだ。