70歳前後の男性。


彼は詳細が記載された伝票をもとにある物を探していた。


ところが、伝票に在庫と書かれているにもかかわらず物が無い!


そんな経緯を知らない私のもとへ「これを取り寄せてくれ」と伝票を見せ依頼しに来た。


伝票には在庫と書かれているが、私は再度データを調べた。


やはり在庫している。


私は「これ在庫してますよ」と言い、場所を案内しようとしたが、それよりも早くその男性は


「ある!?何言ってんだよ。無いよ!来てみろ」と大きな声で言い、自分が探した間違った棚へ向かった。


私はとりあえず言い分を聞こうと黙ってついて行った。


男性は間違った棚を指差し、「ここにあるはずだろ?ほれ、無いよ!」と


私が間違っていることを叱責するかのように言った。


私は「いえ、これはこの棚ではないです」と言い、本来の棚を案内し目的の物を見付け出した。


男性は、「あぁ、こっちなのか。てっきり向こうかと思った。」とへらへらと笑いながら言った。




人に対してはお前が間違っていると叱責するかのように言っておきながら、


自分の間違いについてはへらへらと笑って言い訳をするだけか・・・


筋が通らん。


何年人間やってきたのだろう。


礼儀がなっていない。


今、年金をもらっている世代は毎月の年金保険料がまだ安かった時代で、それでいて受給額は高いという、


私たちの世代からしたら実に羨ましい老後生活を送っているわけだ。


にもかかわらず、「老人だから」、「お客だから」などという理由かどうかは定かではないが、このような理不尽なことを平気でされると余計に腹が立つ。


若い世代は年金自体が消滅するかもしれないのに、我々今の老人はしっかり割高の年金をもらって申し訳ないねぇ。


くらい思ってほしいものだ。


今さら社会に貢献しろとは言わない。


しかし、最低限、人として筋の通らないこと、礼儀のなっていないことはするべきではない。



例え相手が若僧だろうが、自分が間違っていたのならしっかりと筋を通し謝るべきだ。


私はこんな老人にはなりたくない。






だからさぁ、やはり年齢とか経験年数とか関係ないのですよ。


バカは何年経ってもバカ。


70年近く人間やっていてもこの程度の人間もいるわけです。



前の記事にも書いたけど、


自分中心というか、自分が基準というか、自分が正しいんだ!的な人が増えてる??


そんなくだらないポリシー持たずに、自分が間違っていたなら謝る、意思表示をしっかりするというポリシーを持って欲しいものです。



な~んか、大したことない人でも社会人になれちゃうし、結婚もできちゃうし、偉そうな老人になれちゃう。


これからの時代、尊敬できる人を探すのが大変になるかもしれない。