スバルは、中国企業との合弁による生産計画を延期すると発表。


以前から中国企業との合弁を中国政府に申請していたが、一向に進展がない。


中国国内には既に多くの欧州メーカーや日本メーカーが合弁による事業展開を行っており、


これ以上の外資系企業の参入には難色を示している。


さらに、最近は外資系企業に対し技術供与に関する厳しい条件をつきつけているようで、外資系企業の中国進出が容易ではなくなっている。



スバルについては動きが遅すぎる。


中国進出は3年以上前に完了していなければ、今さら中国に進出するメリットはないと思う。


中国は合弁でなければ中国国内への進出を許可しない。


今ではそれですら許可しなくなっている。


そもそも、なぜ合弁でなければならなかったのかというと、


中国企業と外資系企業が共同で事業展開することによって、外資系企業の技術とノウハウを中国企業へ蓄積させようと考えていたからである。


しかし、実態は考えていたほどの蓄積がされておらず、中国企業単独での事業展開にまで至っていない。


そこで、これ以上の合弁事業には厳しい条件を付きつけるようになったというわけです。


中国に進出するならば、それより前に済ませておくべきだったのです。



今後は条件が厳しくなり、労働賃金も高くなる一方で、中国で生産するメリットはどんどんなくなっていくでしょう。


スバルには中国生産ではなく、その次を行く生産計画をたててもらいたいものです。


インドやブラジルを考えてはどうでしょう。