違法操業をしていた中国人漁船員が違法操業取り締まりの韓国側係官4人を刃物で刺すなどして負傷させた事件。
つい先日にも同様の事件があり、その際には韓国の方が亡くなっています。
そういったこともあり、韓国内の報道では中国に対する批判が強くなっているようです。
そして、これも毎回同様ですが、
その中国に対する批判に対して、中国のネット上では韓国に対する批判などが強くなっているようです。
第三者の立場から見れば、この事件は中国の漁船が違法操業していたことが発端であり、中国側が韓国を批判する理由がいまいちわかりません。
どうやら、違法操業のことではなく、取り締まりの際に刃物を振り回すなどして抵抗したことを凶暴、野蛮と批判し、それに対して中国のネット上で批判、反論が強まっているとのこと。
事実がはっきりしていないようで、
「韓国側の係官が暴力を振るったから中国漁船員が応戦したのだ」という話もあり、それで、韓国側の方が野蛮だというような批判がネット上で強まっている。
これまた第三者の立場から見れば、「論点がずれている」といった感じ。
まずは、中国漁船の違法操業を批判すべきです。
中国が国際法を理解している、もしくは、中国が国際的に意見を主張したいのであれば、
中国漁船の違法操業について謝罪し、そのことを国内から批判し、取締りを強化すべきです。
そのあとで、韓国側の取り締まり方に問題があるならば、そのことについて問題提起すればよい。
そもそも、中国漁船が違法操業をしなければ、韓国の係官も中国の漁船員もケガをすることはない。
問題を一つ起こしておいて、さらに、その中でも問題を起こすというのは無駄が多すぎる。
初めの問題さえ起こさなければ、その中での問題も起きない。
それと、近年、中国漁船が違法操業をしてまで乱獲をしていますが、
このような状態が続けば、中国近海はもちろん、東シナ海など広範囲に渡って水産資源が激減することでしょう。
中国政府は自国近海の環境破壊について考えているのでしょうか?
中国国内から排出された汚染水が川を流れ海に注いでいるわけですが、魚は大丈夫??
きっと、中国近海で魚が獲れなくなれば、違法操業はさらに増え、
そのうち、東シナ海、南シナ海はすべて中国の領海だと主張し、そこでの操業も行うなんてことになるのでは?