数年前のことですが、
駅でばったり高校時代の友人というより知り合い程度の人に会い、「今度夕飯でも」と社交辞令のような挨拶を交わした数日後に本当に夕飯を食べることになりました。
現場に行くと、「会社の先輩も同席していいか?」とのこと、
この時点でピンと来ましたが、何事も経験してみようという精神で飛び込んでみました。
高校時代の話などほとんどせず、ものの数分で宗教のお話。
食べながら「はぁ・・ へぇ~」と聞いていました。
きっと、高校時代の知り合いとその先輩から見た私は、色白で弱々しく、自分の信念など持ってないように見えたことでしょう。
だから勧誘のターゲットにしたのでしょうし。
しかし、食べ終えた私は余裕の笑みを浮かべながら反論、「私こそが神だ」的なことまで言ってまったく付け入るすきを与えず、それでも相手は引き下がらず
私がトイレに行こうとすると、逃げるとでも思ったのでしょう、先輩も一緒にトイレに付いてきたりして
その後も延々と熱く宗教のお話をしていましたが、私は笑みを浮かべて聞き流すだけ。
最後には相手が諦めて解散となりました。
よりによって私を選ぶとは・・・
幼稚園からずっと頑固でどうしようもないと言われ続けている私。
高校の社会科では先生から「お前の論文には教えられることが多いよ」と言われ、益々自論に自信を持った私。
そして何よりも無駄なことと筋の通らないことが大嫌いな私。
こんな人間を勧誘することなど10年、20年、いや、一生かけても無理でしょう。
それに、私が神だし。
なんてな。