グーグルで検索すると、入力した語句から連想される語句やよく検索時に使用される語句が自動的に表示されることがあります。
この予測機能によってプライバシーの侵害や言われも無い疑いを持たれるなどの問題が発生しているようです。
ある人の名前を入力すると、その検索対象人物に関係の無い事柄がズラズラと並び、あたかもその人に関係するかのように表示されてしまう。
例えば、学校名。
その人がその学校出身でもないのに勝手に表示されることによって、その学校出身者と思われてしまう。
なぜ表示されるのかというと、
同姓同名の人がその学校関係者だったり、同姓同名の人がその学校を訪問した際のブログ記事を公開していたりという、あまりに広範囲で特定しがたい要因がほとんど。
学校名だけではない、
その人の名前と犯罪に関係する事柄が並ぶと、その人がその犯罪を犯したかのように見えてしまう。
酷いプライバシーを勝手に作り上げられてしまう状態だ。
インターネットのことをよく知らない人が見れば、「あの人はこんなことしていたのか」と単純に思ってしまうだろう。
それによって就職内定が取り消されたり、突然解雇されることが相次いだため、裁判に訴えた方のニュースがありました。
裁判によって表示差し止めの仮処分が認定されましたが、当のグーグル本社では、「社内基準に照らすと削除できない」と弁護士に対して回答していて、現在も検索予測の表示を続けているそうです。
人に迷惑をかける便利な機能って・・・・ いらないと思うのですがねぇ。
グーグル検索は私も利用しますが、この検索予測機能によって表示される検索候補が邪魔でしかありません。
表示される検索候補を選んでいるより、自分でサクッと入力した方が速いのです。
シンプルが一番使いやすいし、それがグーグルの良さでもあったはずですが、グーグルという会社が巨大化するにつれ、どうも方向性が変になっているような気がします。
先日の個人情報の取り扱い変更についても、個人情報を守るための変更というより、個人情報を利用するための変更でしたし・・・
利益を追求し始めると何らかの変化をしてしまうのが人間の弱さなのではないでしょうか。
なんか変です「グーグル」。
そもそも!
「社内基準に照らすと削除できない」ってなんだ??
そもそもそもそも、その社内基準が間違っているから迷惑を被る人が出て来たのでは?
少ない被害者は無視ということでしょうか。
検索順位のアルゴリズムといい、個人情報の取り扱いといい、今回の検索予測機能の問題点といい、
最近のグーグルのやり方、機能については理解も賛同もできません。
不信感が高まっているユーザーも増えているのではないでしょうか。