定期点検で停止している原発が再稼働しなければ、5月にはすべての原発が停止し、実質的に原発依存度が0%となります。
その反面、海外の新興国などでは原発導入を積極的に進めており、日本企業からの導入も検討されている状況です。
やはり、原発の怖さ、厄介さというのは、原発事故の被害者でなければわからないのかもしれません。
私自身は、この原子力発電という技術は未完成のものだと考えています。
ウランを使って効率良く発電できるところまではできるが、発電後の核廃棄物の処理方法、事故発生時の対処方法、復旧方法については未だに確立されていないからです。
「とりあえず発電はできたね」といった感じ。
そんな状態にもかかわらず本格的に使い始めてしまったことに驚きです。
ただでさえ国土の狭い日本において、核廃棄物をどのように保管するのか、または無害化する技術を確立できるのかは、大変重要な問題です。
電気は効率良く発電できたとしても、それによって発生する廃棄物を処理、保管するのは大変厄介なことで、コストも相当かかることでしょう。
本当にこの発電方法が効率良いものなのか、今後も処理できない廃棄物を増やし続けて問題ないのかを考え直すべきです。
電気を使うことを前提に考えるのではなく、もっと広範囲にあらゆる角度から考えてみてはどうでしょう。
極端に言えば、電気を使わなければ原発は必要ないわけです。
電気の使用を極端に減らした生活をし、自然エネルギーでの発電を増やせば、原発に依存する必要はなさそうではないですか?
そこにコストという経済観念が入り込むことによって、実現不可能なものとなってしまう。
そもそも、日本の産業においてこれ以上のコスト削減など可能でしょうか?
どれだけ削減しても中国やインドでの生産コストに勝てるわけがありません。
やはり、技術と発想の転換によって日本独特なものを作り出すしかないと思います。
それこそ、電気を使わない家電製品なんてどうでしょう。
まぁ、これは冗談ですが、これくらいの発想の転換があってほしいものです。
究極は、一軒家で使う電力をその家の屋根だけで発電できてしまえば、電力会社と契約する必要もなくなり、電線や電柱も特に必要なくなる。
それくらいの省電力家電製品と高効率発電技術が実現できたなら、
世界的に「日本の超省電力家電と高効率発電システムがあれば原発なんぞいらない」となるのではないでしょうか。
怖さと厄介さを併せ持っている原発の代わりに、日本の超省電力家電や自然エネルギーを使った高効率発電システムが売れれば・・・・
儲かりそうですなぁ~
日本が本気でその方向に取り組めば、実現は不可能ではないと思います。
今の日本にそんな大きな動きをする度胸はないかな
でもいいですよねぇ~
自分の家の電気を自分の家で発電する。それだけで生活ができてしまう。
自分の家に電線を繋げる必要がなく、電柱ももちろんいらない。街はすっきりとする。
便利すぎる生活を改め、もっと省電力な家電製品を開発し、一軒家の敷地内だけで必要な電力を発電できるシステムが開発されれば・・・ できそうじゃないですか?