NHKスペシャルを見て思ったこと。



震災から8か月が経過し、被災地はどのように変わったのか・・・


テレビでの映像を見る限り、がれきの撤去が進んだだけで、新たに何かが作られた様子はうかがえません。


そのような中で、自分自身にとって大切なものを失い、どうしたらよいのか悩んだ末に命を絶つ方が増加しているようです。


自分自身にとって大切なものなので、周囲の人たちにはあまりそのことについて語ることはないのでしょう。


周囲の人たちが気付かぬうちにその人の悩みは深まり、ある日突然命を絶ってしまう。



仕事が見つからず経済的に追い詰められる、


経済的、精神的な余裕がなく、失ったものを取り戻せないでいる、


こういったことは時間が経過するに伴って悪化するものです。


8か月も経過して、なぜ、新たなものが何一つ作り出されていないのでしょう。


あまりにも遅すぎるのではないでしょうか。



国や自治体などの大きな組織が8か月経過した今でも新たなものを作り出せないでいる中、


被災者本人たちが集まり、被災者たちの精神的なケアを考え新たな試みを行っています。


人手も足りない、資金も無い、そういった状態で動き出そうとしているにもかかわらず、


国や自治体は何をやっているのでしょうか。



一刻も早く、少しでも多く、震災で失ったものを取り戻すべく実際に動き出していただきたい。