最近週刊誌などでも書かれていますが、
テレビがつまらなくなっています。
個人の価値観レベルのことなのですが、なんとなく、見ていてお得感が減っている気がします。
お笑い系の番組も無理矢理作り出した笑いといった感じで、見ている方が気を遣って笑うみたいな
面白いことをしているのだから笑うみたいな。
冷静に見ているとまったく笑えなくて、笑うつもりで見なければ笑えない。
そんな感じです。
見ていて自然と笑えるのが一番心地よいのですが、どうも最近のテレビではそれが少ない。
前にも書きましたが、一般の人とのやり取りを見ている方が笑えるのです。
そして、そのお笑い芸人が多数参加しているクイズ番組も、
常識レベルで答えられるものを変に答えて笑いをとるみたいな感じで、別にためにもならないし、面白くも無い。
逆に、漢字検定1級レベルや、有名学校の入試問題とかをクイズにしているものも、
その答えを知ったところで、「そうなんだぁ~」で終わってしまう。
所詮、入試問題なんて暗記力テストのようなもので、それを知ったからと言って生活に生かせるわけでもないし・・・
どのクイズ番組も感動が薄いと言ったらいいのでしょうか。
ドラマも表面的なものが重要視されているのか、日常離れし過ぎていて興ざめするものが多く、
見て感じて考えるドラマが無い。
見て・・・それだけ?みたいな
機動戦士ガンダムの方がよっぽど人間ドラマです。
さらに、今の民放に一番欠けている分野 ドキュメンタリー。
たまに日曜日の昼間に放送されたりもしていますが、全体的に減っています。
取材するのに何か月、何年とかけて制作するものなので、それなりに予算も必要なのでしょう。
ドキュメンタリーではNHKが一番です。
先日も、広島、長崎への原爆投下は事前に察知していたというドキュメンタリーを放送していました。
それを見て、その当時の政府や軍部のやり方と今の政府の原発事故対応とが重なり、
あの当時から政府はそういうものなのだなと改めて思いました。
そして、民放とNHKとの違い。
不景気になり民放の収入が激減していることが原因なのか定かではありませんが、
CMが頻繁に入り、番組を10分見たかと思うとCM2分、また10分見たかと思うとCM2分みたいに
興ざめどころではなく、イライラしてきます。
さらに、お決まりの「続きはCMのあとで」
恐らく、CMの単価を落として、数多くCMを入れているのでしょう。
番組自体の内容も薄いのに、頻繁にCMが入っては・・・もう見る価値はありません。
受信料を払っていても、内容が濃く、CMで中断されることのないNHKの方がお得感が出てきました。
NHKの「キッチンが走る!」、「ブラタモリ」、「鶴瓶の家族に乾杯」、「地球イチバン」、「クローズアップ現代」
「NHKスペシャル」、「プロフェッショナル 仕事の流儀」、「ワンダー×ワンダー」などは
地方、地域、世界、過去、今を正しく知ることができ、無理矢理作られた笑いではなく、普通の一般の人との間に生まれた自然の笑いで充分に癒される番組です。
そもそも
テレビでYouTubeの映像を衝撃映像とか言って使っていること自体、もう終わりだよ。
テレビ見るよりYouTube見ている方が楽しいのですから。