衆議院議員が使用しているパソコンのウイルス感染が発覚、それを1ヵ月間放置という報道。



当然、ネットワーク上でもパソコン上でもウイルス対策、サイバー攻撃対策は行っていたのでしょうが、


簡単に感染してしまったようです。しかも、それを1ヵ月間放置とは・・・



SONYの個人情報漏えい、三菱重工などへのサイバー攻撃、日本大使館パソコンのウイルス感染、そして、国会議員使用パソコンの感染。


ITが進んでいる「はず」の日本において、こんなにも簡単に情報漏えい、内部ネットワークへの侵入ができてしまうというのは、


日本がITを活用しきれていないことのあらわれではないでしょうか。


技術や知識はあっても、それを最大限に生かせていない。


IT分野に限らないことかもしれませんが、ここ最近のIT分野における失態の数々は・・・・



ITやパソコンが仕事だけではなく、生活にまで浸透していれば、個人所有のパソコンにおいてもウイルス対策するのが常識となるはずです。


便利な反面、危険な面もあるものだという認識が薄いのは、日本人の平和ボケも一因でしょうが、


学校教育の遅れもあるでしょう。


そもそも、その教育現場でウイルス感染や不正アクセス、情報漏えいが多発している状況。


パソコンを便利に使うことだけを教える時代は既に終わっているのです。




今時、ウイルス対策ソフトをインストールせずにパソコンを使っている人はいないでしょうが、


ウイルス対策ソフトがあれば万全というわけではありません。


ウイルス対策ソフトはウイルスに感染したパソコンがあって初めて対策できるわけで、


ウイルス対策ソフトが認識していないウイルスにはまったく効果がありません。


そこは使う人が防ぐしかないのです。



だからこそ、教育が必要なのです。


自分とは関係のないメール、怪しいメールは安易に開封しない。


何の意味もなくメールに添付されている実行ファイルはクリックしない。


メールはテキスト形式で表示させる。


などなど、使用者が最後の砦となって防御しなければならないことが多くあるのです。



こういうことは、学校で九九を習う(最近は九九もしっかり習っているのか怪しいですが・・・)かのごとく教えるべき。


ウイルス対策ソフトがしっかりと動作していても感染するというのは、最後の砦である使用者の知識不足が原因です。