時は2011年冬。
その後も、手紙を書いたり、お店に足を運んだりした。
半年弱位だったろうか…。
お店にいくと、他に客は2,3人しかいなく、その後、他の用事もあるというのに、わざわざ歌を2曲も歌ってくれることもあった。
その方がいるべき場所は、”ここ”じゃない…。
ぼくは、業界には、絶対にその方の力が必要だと思っていた。
興行を自分側の力でできないのであれば、なんとか、その方の力を借りて、まずは、力を合わせて興行が開けないかと思っていた。
伝えたいことがあったことを告げ、お店に行くと…
その方は、「関わりたくない…帰って…」
ぼくの頭は、真っ白になった。
今、考えると、
もしかしたら、おせっかいだったのかも知れない。
その方も、業界に戻る手立てを考えていたのかも知れない。
しかし、その頃、プライベートでも、仕事でも、趣味でも上手くいってなかったぼくは、その言葉を受け止める程、強くは無かった。
その言葉がきっかけで、ぼくは障害を抱えることになってしまった…。
それから3年後、ぼくとその方は、3度目の再会を果たすことになる…。