要介護にさせないために! | 輪違弘樹

輪違弘樹

26歳で起業した理学療法士の独り言です。
墨田区で歩行訓練重視のリハビリデイサービスとセラピスト育成事業を主に行っています。


6月22日の日経新聞に『フレイル』という高齢者の虚弱・老化症状を防ぐ啓発のために日本老年医学会が命名した言葉です。

加齢による老化現象だと半ば諦めモードの高齢者は少なからずいる。
同様に医師やリハビリ職種も「年齢考えてください」的なことを平気で言う人もいる。

高齢者に多いのがダルさや疲れを訴える人は結構多い。

体重減少→歩行速度低下→信号渡れない→不眠→睡眠薬処方

上記な人は多い。
これが『フレイル』の典型像である。

フレイルとは英語で虚弱や老衰などの意味。Failtyをもとにした概念で日本老年医学会が考案した。

同医学会の声明では、高齢者の医療介護に携わる専門職に対して「食事や運動によるフレイルの1次、2次予防の重要性を認識すべきだ」と訴えている。

僕は、いい流れだと思う。

フレイルに似た概念で「サルコペニア」や「ロコモティブシンドローム」も提唱されているが広まりは不十分であるのは否めない。


概念てのは後付け理論である。
フレイルの部分はかなり療法士が関われる分野だと思う。

僕がエバーウォークを創業したきっかけもせっかく病院でリハビリテーションやって歩いて帰れるようになり、今度は病院以外で会いましょう。的な感じで退院していっても1ヶ月位すると再入院する方は結構多いです。
だから始めたんです。

だからこそフレイルの分野は療法士が十分に関わっていく必要が強くあると思います。