療法士をイノベーター理論で解説する。 | 輪違弘樹

輪違弘樹

26歳で起業した理学療法士の独り言です。
墨田区で歩行訓練重視のリハビリデイサービスとセラピスト育成事業を主に行っています。


何でもそうだけど、早く始めた方がいい。
これは間違いないと思います。

早くその場に行きやることが市場の中で勝ち続ける方法です。しかし、タイミングがあるのは間違いありません。

そして、理学療法士の世界をイノベーター理論でみると、僕は、免許とって5年目ですので
レイトマジョリティに分類されると思われます。これから療法士になる人や1~2年目位の人は、ラガードという最後方に位置すると考えていいと思います。

※ちなみにイノベーター理論てのは、
イノベーション普及に関する理論で、商品購入の態度を新商品購入の早い順に五つに分類した理論ですのでこういう使い方をイノベーター理論というわけではありません。これは説明しやすいから前提を僕が変更して書いているだけです。

簡単にイノベーター理論の5つの分類で療法士を分けると、
イノベーター(市場の2.5%)
これは、60歳以上の療法士

アーリーアダプター(
市場全体の13.5%)
これは、40歳位までの療法士

アーリーマジョリティ(市場全体の34%)

これは、30歳前後までの療法士

レイトマジョリティ(市場全体の34%)

これは、30歳以下~25歳位までの療法士

ラガード(市場全体の16%)

これは、25歳以下の療法士

と勝手に分類しました。

このイノベーター理論では、16%の普及が市場拡大への道と考えられています。
商品の認知度が広がるには16%(イノベーター、アーリーアダプターの合計の16%)が重要になってきます。
ここまでいけば上位16%の方は影響力が強いので勝手に拡散されていきます。

ここで療法士の人数で考えてみると40歳以上の療法士はある意味勝ち組です。
世の中の価値は市場が決めます。需要と供給などと言われていますがこれは当てになりません。というか需要を見いだせばいいのでね。

市場価値とは、物の流通量が増加すると物の値段はリーズナブルな値段になります。
薄型テレビとか5年前は20万円近かったのが今では2万円位で薄型テレビを買えます。

これが価値です。物が溢れると価格は下がります。もちろんインフレ、デフレとかの話しも関わってきますがたぶん話すとわからなくなるので割愛します。単純に物の量だけに着目してください。

療法士の世界も価格競争が起きています。だから給料が上がらない。
10年やっても新人と3万円位しか変わらないと思います。
これって仕方ない事なんです。だって若手は物流が飽和状態になる前、または飽和してから療法士になっているのですから。

病院なんて絶対に上がりません。僕が分類したアーリーマジョリティ以下の人は無理です。アーリーアダプター以上の人は、ほぼ病院の課長または部長などの管理者もしくは大学の教授、准教授とかでしょ。その椅子が空くまで耐えるか違うことをするしか療法士としての成功はありえません。

ですから各分類層で考えていることは違います。
上位ランク者は、逃げ切りたいという気持ちが必ずあります。
そした下位ランク者は、将来の不安が必ずあります。ちなみに僕は下位ランク者ですので
不安だらけです。

こういう状況って何らかの刺激的なことをしないと崩れません。
詳しく書くと終わりがないので書きませんが、明治維新のようなことがね。
明治維新てのは20代の人たちが江戸幕府を倒す話しなんですけど、こういう革命なことが起きなければ変わらないということです。

終わり