膝関節と呼吸の関係性? | 輪違弘樹

輪違弘樹

26歳で起業した理学療法士の独り言です。
墨田区で歩行訓練重視のリハビリデイサービスとセラピスト育成事業を主に行っています。


第3段。

今回は、膝関節と呼吸の関係性について書いていきます。

最近のブログ内容は、僕が新人の時から知っていたことであり斬新さは全くない。
普通に勉強している療法士なら誰もが知っていて臨床応用している内容ですので当たり前の知識であると書いていて感じる。

前回は、股関節屈曲にフォーカスを当てた内容です。
まだお読みで無い方は、下記から読めます。

http://ameblo.jp/wps-777/entry-11764510743.html

純粋な股関節屈曲は、腸腰筋の作用であります。
腸腰筋てのは、大枠で腸骨筋、大腰筋、小腰筋の大枠でしかありません。

(本当は、各機能を別々に細分化して評価治療しますが今回は割愛します。)

問題なのは、横隔膜機能不全により腸腰筋の機能不全になり大腿直筋が働きすぎてパテラをめくり上げるベクトルが働きPF関節に負担をかけている例です。

筋肉には、動きを司る筋肉と関節を安定させるための筋肉が簡単に分けるとあると思います。二関節筋と単関節筋です。

この辺りがわかると関節へのメカニカルなストレスがどうかかるかがわかり治療を進める上で重要になってきます。

そして、今回のテーマである呼吸と膝関節ですが、膝痛を訴える人の多くは、腹式呼吸が上手く行えていません。結果的に不必要な頚部・肩甲帯周囲の筋肉を使用しています。

変形性膝関節症は、女性に多く、40歳代から増えて始めます。60歳代の約40%、70歳代の女性の約70%がかかると言われている疾患です。

だいたいの女性がなる疾患と解釈して結構だと思います。
もちろん退行変性疾患ですのでいきなりなるのでなくジワジワ負担がかかりなる疾患です。私の予想では、もう少し罹患する割合が増えると思います。またもう少し年齢が若い時から罹患するようになると思います。

(続く)