横隔膜と股関節屈曲の関係 | 輪違弘樹

輪違弘樹

26歳で起業した理学療法士の独り言です。
墨田区で歩行訓練重視のリハビリデイサービスとセラピスト育成事業を主に行っています。

横隔膜シリーズ第2段。

第1段は、横隔膜は、呼吸の70%に関与している。

インナーユニットの一部である横隔膜であり呼吸にインナーユニットが関与する内容を
上記のブログに簡単に書きました。

今回は、<横隔膜と股関節屈曲の関係>です。

股関節の屈曲の純粋な作動筋は、腸腰筋と学生時代に習いました。
しかし実際には、大腿直筋で代償しているケースが多いです。
※この辺りは、明日にします。

アナトミートレインという教科書を読んだことがあることはわかると思いますが、横隔膜と腸腰筋は筋膜連結しております。Th12付近で連結します。

 
 



横隔膜の機能不全が起きると腸腰筋の機能にも影響が起きます。
ですので呼吸で股関節屈曲角度は変わります。

簡単な例ですが、胸式呼吸の方と腹式呼吸の方では後者の方が股関節屈曲の角度は臨床的に変化しますし、効率的な股関節屈曲を誘発させられます。
 
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次回は、膝関節と呼吸の関係を書きたいと思います。


総合呼吸リハビリテーション研究会
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