コンビニ化する療法士の世界② | 輪違弘樹

輪違弘樹

26歳で起業した理学療法士の独り言です。
墨田区で歩行訓練重視のリハビリデイサービスとセラピスト育成事業を主に行っています。

前回の続きです。
詳しくは、前回の記事をお読み下さい。


量が増えると次は質が求められます。
10年位前から療法士(PT,OT,ST)は急速な人数増加が起きたのは関係者ならわかると思います。
STはどうかわかりませんがPTは確実です。

この辺りのページをみてください。養成校の推移です。


しかし、当時は人数を増やす政策をとるのが必然であったと僕は思います。逆に人数を増やす政策をしていなかったら人数が足りないという話しが出ていることは確実です。ですから現状の世界を否認するのでなくこういうもんだと理解することが大事になってきます。

また、コンビニのメロンパンで前回説明しましたが療法士によりリハビリ効果が違うのも歴然です。しかし僕が言う効果というのは経験年数で効果が変わると言っているわけではありません。
というか、経験年数で変わるのなら診療報酬で差がつくはずがつかないのが現在です。だからセミナーで経験年数聞くのはおかしな風習でしかないと思います。

そもそも中堅は病院にとって一番の不良債権でしかありません。ベテランでマネージメントができる療法士2名位いて後は、3年目以下の新人で構成するのが理想的な配置です。

詳しくは、過去の記事をお読み下さい。


また、最近はTwitter(@hirokiwachigai)でもツイートしていますが、医療×テクノロジー分野がどんどん進んでいます。介護ロボットが出たらリハビリロボットが作られても何ら不思議はないですし、Googleグラスに従来の測定機器の機能や新しい機能を導入したスカウターみたいのが作られたら一番の人間だけで回す世界がくるかも知れません。人がやるとこは人がやりますが人がやらなくてもいいところは、人がやらない世界です。

続く