今年(2024年)の掘り納めに、双葉層群の化石産地に行ってきました。
最初に、写真の産状のサメの歯化石が岩を剥がした露頭に現れました。
割れた主咬頭と歯根が見えています。
片割れの主咬頭と歯根の一部は剥がした岩に付いていました。
構成部品は回収できたので、クリーニング、補修しました。

舌側面です。

高さ11mm、幅11mmのクレタラムナ属のサメの歯化石でした。何とか全体像が分かるまで修復できましたが、歯冠、歯根に亀裂がかなり残ってしまっています。残念!
Cretalamna sp. (the Futaba group, Fukushima)
次に写真の産状のアンモナイトが採取できました。


スカフィティス属の異常巻きアンモナイトだと思われます。
アンモナイト化石は脆いので、慎重にクリーニングしました。
慎重にクリーニングしました。

肋の保存も良く、所々太くなっている、これまで採取したことのない、ゴードリセラス属のアンモナイトで、ヘソも確認出来る良好な化石でした。
Gaudryceras sp. (the Futaba group, Fukushima)
くるっと巻いたアンモナイト化石が今年最後に採取でき、今年の化石採集もまるく収まりました。
今年のブログはこれでお開きです。
ご覧頂き有り難うございました。
来年もまたよろしくお願いいたします。双葉層群の化石産地で写真のサメの歯化石を採取しました。
露頭を剥がしたところ、写真の小さな岩がぽろっと落ちました。

主咬頭と側咬頭が1つ見えます。ほぼサメの歯化石だけが抜け落ちたという感じです。
この裏側は
クリーニングしました。
舌側面です。

完形でした。嬉しい!
両側咬頭の外側に小さな突起があります。珍しいと思います。高さ24mm、幅17mmです。
唇側面です。

ここまでの形状からは、クレタラムナ属のサメの歯化石に見えますが、
隣接面から撮影してみると

主咬頭が舌側面、唇側面ともに膨らんでいます。(クレタラムナ属の歯化石は通常、主咬頭の舌側面は膨らみますが、唇側面は平坦です。)
また、主咬頭が舌側に湾曲しています。
(クレタラムナ属の歯化石は主咬頭の先端が唇側に湾曲していることが多いです。)
オトドゥス科のサメの歯化石だとは思うのですが、同定は控えます。
Unknown (the Futaba group, Fukushima)
ほぼサメの歯化石だけがぽろっと落ちるという珍しい産出のしかたで、珍しいと思われるサメの歯化石が採取できました。
一度の化石採集で3本のサメの歯化石が採取できました。
その1
主咬頭の先端が母岩からとびだしています。
クリーニングして見ると…
その2

主咬頭が母岩から覗いています。
クリーニングして見ると
その3

先端が欠落した主咬頭と側咬頭が母岩から覗いています。
欠落した先端は別に回収できています。
クリーニングを開始しました。

もう一方の側咬頭が見えてきました。
期待が膨らみます。

歯根が見えました。ほぼ完形の模様です。嬉しい!
母岩から外し、主咬頭の先端を接着しました。
舌側面です。
拡大してみました。
唇側面です。

Cretalamna sp. (the Futaba group, Fukushima)
高さ18mm、幅18mm のクレタラムナ属の側歯化石でした。
3本のサメの歯化石が一度に採取できたのですが、クリーニングをすると部分化石…でしたが、最後にほぼ完形のサメの歯化石が出てきて、嬉しい!となりました。























