双葉層群の産地で転石を割ってみたら、写真の小さなサメの歯化石が出てきました。
主咬頭、側咬頭、歯根が見えています。
とても小さいので、母岩から外さず、慎重にクリーニングしました。
Carcharias sp. (the Futaba group, Fukushima)
高さ6mm 幅5mmのシロワニの側歯化石でした。
遠心側の側咬頭が割れているようにみえますが、角度を変えて撮影してみると、
先端まで保存されていることがわかります。
小さいですが、咬頭、歯根とも非常に保存状態の良い綺麗なサメの歯化石を採取できました。