双葉層群の化石産地で露頭からサメの歯化石が顔を出しました。

写真は露頭から剥がしたものです。


先端が割れた主咬頭と側咬頭が見えています。


諦めないで、割れたところを探し、クリーニングし接着すると…





高さ21mm、幅16mmのクレタラムナの歯化石でした。主咬頭先端に僅かに欠落がありますが、ほぼ完形のクレタラムナになりました。

Cretalamna sp. (the Futaba group, Fukushima)

割れてしまっても、諦めないのは大切ですね。


双葉層群の産地で採取した巻き貝化石です。


その1



キリガイダマシ(ツリテラ)と思われる巻き貝化石です。まとまって複数個産出しました。


Turritella sp. (the Futaba group, Fukushima)




その2



カサガイと思われる巻き貝化石です。
まるで ウ○○のようです。(笑)



角度を変えて撮影しました。先端が曲がっています。

Cellana sp. (the Futaba group, Fukushima)


久しぶりに琥珀も採取できました。



Succinite (the Futaba group, Fukushima)

双葉層群の産地で露頭から剥がした岩の表面からとても小さなサメの歯化石の咬頭が、


おや、切縁に鋸歯があります。

スクアリコラックスかな?







クリーニングしました。






高さ5mm、幅5mmの小さなスクアリコラックスの歯化石でした。写真は舌側面です。

舌側面です。



歯冠、歯根の一部に欠落がありますが、鋸歯も明確に確認できます。
久しぶりに、この産地ではレアなサメの歯化石を採取することができました。

Squalicorax sp. (the Futaba group, Fukushima)

双葉層の産地の転石から、写真のアンモナイト化石を採取しました。





割れた部分も極力回収しました。肋の形状からゴードリセラスだと思われます。




クリーニングを開始しました。

割れた部分もクリーニングしながら重ねてみました。上手く重なりました。

更にクリーニングしました。


長径70mmのゴードリセラスでした。一部欠落している部分もありますが、この産地ではレアなヘソの部分が確認できる化石でした。

Gaudryceras sp. (the Futaba group, Fukushima)




双葉層群の産地で転石を割ってみたら、写真の小さなサメの歯化石が出てきました。




主咬頭、側咬頭、歯根が見えています。




とても小さいので、母岩から外さず、慎重にクリーニングしました。






Carcharias sp. (the Futaba group, Fukushima)

高さ6mm 幅5mmのシロワニの側歯化石でした。
遠心側の側咬頭が割れているようにみえますが、角度を変えて撮影してみると、

先端まで保存されていることがわかります。


小さいですが、咬頭、歯根とも非常に保存状態の良い綺麗なサメの歯化石を採取できました。