自分の話をして、お涙頂戴という訳ではないが、聴いて欲しいという欲求はあるのだろう。自分の事を理解して欲しいという承認欲求のようなもの。

 

 初めて会った人に、自分の生い立ちやメンタルダウンの話をする事は最近よくある。特に交流会などで、「何故結婚相談所を開業したのか?」という問いに対して、流れ上話す事は多くなった。当時とても辛い時期を過ごした。それを人に言う事は自分の暗い部分をさらすと考えていたのであまり口に出していなかった。

 

 そうやって話す事で、過去に対する執着は薄まっている気はする。結局の所、過去は過去である。それを踏まえて今を生きている。もしもまた精神的に落ちると感じたら、何よりもまず自分を優先にして、対処できればと思っている。

 

 お金、肉体的健康、精神的健康。この3つは人生でつきまとってくる。どれも損ないたくはないのだが、肉体的な健康と同等に精神的ダメージの無い状態も得難いものである。

 

 肉体的健康や精神的健康は逆に体や頭を休ませないといけない。それぞれバランスを保たなければ人生は試練となる。健康を失うと、治療のためにお金と時間がかかる。いくら一時の財を成しても、人生は長い。その時に精神や肉体が健康でいられるか。健康は失って初めて自覚する。

 

 贅沢かも知れないが、長い人生、バランスよく過ごせられたらと思う。そのために、日々の積み重ねが大事。