楽しかった小学5-6年生の日々も桜の季節に終わりを告げた。が、そんなにスムーズでも無かった。卒業後、一本の電話が鳴り(京都に引越ししてしばらくしてから我が家にも電話が導入された)、母がそれに出た。わかりましたお願いしますという言葉で電話を切った母だったが、いきなり僕に向かって、中学校の入学式で誓いの言葉話すことになったからと、勝手に小学校の元担任にOKを出したのだった。何故自分が選ばれたかは定かではないが、クラスの元気な生徒ということで選ばれたのだろうと自己解釈している。しかし、この誓いの言葉が僕の中学生活に多大なる影響を与えるとは、その時はこれっぽっちも想像できなかった。

   誓いの言葉は、入学前に中学校の教頭?学年主任?に、マンツーマンで内容を考えて書に認めるというもので、2、3回通った。この時、中学校の入学前に私服で中学に行くのが恥ずかしくて仕方なかった。元々、人と同じ状態を好む僕にとって、人と違うというのは苦痛だった。今では、特にこだわりはないのだが。
で、入学式当日。生徒達の前で誓いの言葉を読み上げた。特に問題なく終えたわけだが、ここからが問題の始まりだった。
クラスに振り分けられ、これからの学校生活を夢見るわけだが、担任から、学級委員長(クラス委員長)に立候補する人はいないか、という発言があったが、誰一人名乗り出るものはいなかった。そんなめんどくさい事をさせられるのはごめんである。今回は仮の学級委員長だから、本番ではない、という発言で、誰かが僕を、誓いの言葉をしたからという安直な理由で推薦した。ショックだった。僕は楽をしたいのに、みんなと同じでいたいのに、責任だけが僕に押し付けられた。

   続く